約 906,657 件
https://w.atwiki.jp/yoshiaki0521/pages/6.html
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/45.html
基本コンボ 地上近A始動コンボ 地上その他始動コンボ 空中コンボ 天候限定 スペカ関連 コメントフォーム ※コンボを追加するとき、多段ヒットのものはヒット数も記載してください ex B射撃3ヒット→B(3) ※空ダッシュ・飛翔キャンセルが特に必要な場合はその旨を方向と一緒に記載してください ex 前空ダッシュ→66 斜前下飛翔→3hs(3D) ※ニコニコ動画に投稿されたコンボムービー・コンボ集はこちらへ。 相手キャラの略称は次の通り。 + 略称一覧 霊 霊夢 魔 魔理沙 咲 咲夜 操 アリス 書 パチュリー 妖 妖夢 紅 レミリア 幽 幽々子 紫 紫 萃 萃香 兎 鈴仙 文 文 町 小町 衣 衣玖 天 天子 早 早苗 氷 チルノ 美 美鈴 空 空 諏 諏訪子 基本コンボ rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 AAAA 各種スペカ 0 コンボ考察を参照。 ☆ AAAA DA レイライン 2532 1 魔法陣は出ないがダウン。難易度高。美鈴にはそれなりに安定し、次点でチルノパチェ咲夜。梅雨時には若干繋がりやすくなる。 ☆ AAAA 2A 3A 6B(2) Bミアズマ 2849 2 壁際 ☆ 書萃文兎氷以外。6Bは省略することができる。 ☆ AAA B(n) レイライン 2079~2519 2 中央は萃以外。D慣性を入れて始動することで中央全キャラ対応。魔方陣は出ないがダウン。レイラインLv0では非推奨。壁際なら安定しやすい。コンボ考察も参照。一部キャラには6Bで繋いだほうがやりやすい。レイラインの代わりにラジアルでも可能だが、その場合は距離によってはダウンしないことがある。また、壁際ではデブリでも置換でき、スペル追撃の有無を問わずこちらの方がダメージが大きい。 ☆ AAA B JA J2A JC 66 J6A 3168 2 中央 ☆ 立ちヒット限定。霊妖紅萃兎咲文町天諏(立)以外。D慣性を入れて始動することで咲文町天にもつながる。咲はAAA Bの間に若干ディレイをかけるとつながる。66は最速入力しない。風雨では入らない。 ☆ AAA B(3) C J2A J2C 3036 3 壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。D慣性を入れて始動することで全キャラにつながる。B(3) Cは目押しになる。町は比較的つながりやすい。 ☆ AAA B(1) C JC 66 JA J8A(2) 2987 3 壁際 ☆ 目押し不要版①。幽操妖天美早以外。Bを1Hitにすることで目押し不要に。ダメージも高く、コンボ後の状況も悪くはない。 ☆ AAA B(1) C J2A J2C 66 J2A 2946 3 壁際 ☆ 目押し不要版②。幽操妖衣天美早以外。Cの後のJ2Aを最速で入れないと〆のJ2Aが入り難い。 ☆ AAA B(1) C J2A J2C 3hs J6A 2943 3 壁際 ☆ 上記コンボの〆を変更。幽操妖天美早以外。コツは飛翔ボタンをチョンと押すこと。 ☆ AAA( B(1)) Cバスキー J8A(2) 214系 2962(3104) 2(3) 中央~壁際 ☆ J8Aが2hitしない魔妖紅萃および壁際の霊氷兎はJ8A(1) Cなどで。諏にはAAA後に若干ディレイが必要。Bアップスを使う場合にはJ8Aを1Hitキャンセルでどこでも全キャラ対応。AAAの代わりに遠A、DA始動でも繋がるが、DA後は要ディレイ。 ☆ 遠Aor2A 3A C JA J6A 2407 1 壁付近~壁際 ☆ 壁際始動対応は魔操書衣美諏。JAを抜くと安定。キャラによってCの爆風の当たり方が違いダメージが下がる。 ☆ DC(CH) DA レイライン 2367 1 とりあえずDCがCHしたら。レイラインはダウン、ラジアルは壁までの距離によって復帰可能。 ☆ JA J6A J6C 66 JA J6A 2621 1 壁付近~壁際 ☆ お手軽空中魔方陣コンボ。相手の高さによってJCとJ6Cが使い分けられるとベネ。 地上近A始動コンボ ※注意:(端)AAA B C J2A~のコンボはキャラ限定だが、ダッシュ慣性をつけることによって全キャラに当てることが可能 rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 ☆ AAA B JA J2A JC 66 J2A J2B 3247 3 中央 ☆ 立ちヒット限定。基本コンボの〆J6Aが入れづらい時用。J2Bのキャンセルは速めに。キャラ限アリ。風雨では入らない。 ☆ AAA B JA J2A JC 2hs DC 3229 2 中央 ☆ 立ちヒット限定。霊妖紅萃兎諏(立)以外。安定コンだが、有利Fが少ない。風雨では入らない。 AAA B JA J2A J2C 3D JA 3071 2 壁際 立ちヒット限定。霊妖紅萃兎諏(立)以外。相手は受身可能。風雨では入らない。 ☆ AAA B JA J2A J2C Cラジアル 3184 3 壁際 ☆ 立ちヒット限定。霊妖紅萃兎諏(立)以外。ラジアル使用版。ラジアルはやや遅めに。風雨では入らない。 ☆ AAA B JA J2A JC 66 J2A Cラジアル 3378 3 ☆ 上コンボの強化版。立ちヒット限定。霊妖紅萃兎諏(立)以外。壁際始動は衣限定。文町天はJA省略してJ2Aに、咲はBに若干ディレイをかける。最速66キャンセルだとJCやJ2Aがめくりになってしまう。66キャンセルを微妙に調整することによってレイラインでも〆ることができるがやや難しい。風雨では入らない。 ☆ AAA B JA J2A JC 66 Bアップス 3393 3 ☆ 上コンボのアップス使用版。キャラ限等は同上。アップスが後ろもカバーするので、JC 66 アップスは上コンボに比べ繋げやすい。風雨では入らない。 AAA B(1) 6C 2091 2 中央 立ちヒット限定。妖専用。Bを6Bにしても可。慣性無しや、jA AAAの際の安定コンボ。6Cのあとにマスパが繋がる。 ☆ AAA B(3) 6C 2493 2 中央 立ちヒット限定。兎文町天用。慣性無しや、jA AAAの際の安定コンボ。 ☆ AAA B J2A JC J6A 2974 2 中央 ☆ 立ちヒット限定。文町天用。町天にはJ2Aに若干ディレイを掛けること。Bをディレイ6Bに変更することで町にはJAJ2Aがつながるが、難易度は高い。風雨では入らない。 ☆ AAA 6B(3) 6C J2A J2C 66 J2A 3251 3 壁際 ☆ 天専用。 ☆ AAA B(3) C JC 66 J6A 3101 3 壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。Bは1Hitでも可能。(その場合、ダメージは2803)ダメージが高めなのでC JCが安定するなら基本コンボの代わりに使うのもアリ。 ☆ AAA B C 7hjc ルミネスストライク 3253 2 壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。補正切りによってダメージがわずかにアップ。 ☆ AAA B(1) C JC 66 JC レイライン 3214 5 壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。ネタ ☆ AAA B(1) C 9hs 2hs 2A B(3) Cミアズマ グラビティ 3941 4.5 壁際 ☆ 幽操妖天美早諏(立)萃以外。魅せコン。Cミアズマを除いてB射撃3ヒットからエスケープに繋げることも可能。(その場合、ダメージは3729) 梅雨時には繋がりやすくなる。梅雨以外の場合一部キャラは慣性をつけるとつながらない。 ☆ AAA B(1) デブリ JA J2A J2C 66 J2A 3.3k 3 壁際 ☆ 天氷はLv1以上必要。デブリの星の色によってダメージが変化。B デブリ JAは最速で。デブリに青の色の星が含まれていないと正しくコンボをしてもJ2Aがスカってしまう。外したの見てから逆にフルコンをもらうなどあるので使うときは注意。 ☆ AAA B(1) C Bトーチ 実り 4788 3 壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。C Bトーチ 実りは最速で繋ぐこと。慣性で繋がらないことあり? ☆ AAAA 9jc JA J2A JC 66 J2A 2950 1 壁付近~壁際 ☆ 端付近・端始動どちらもOK:霊魔咲操書妖幽紫町衣美空諏 端始動OKだけどJCをJ2Cにかえないとつながらない:紅紫萃早氷※9jを8jにすることでJ2A JCとつなげることができるこちらはhjじゃなくても可能。兎文天にはつながらない。 AAAA 9hjc JA J2A 各種追撃 2370~ 0~ 中央 易←美 咲早 書幽 操 諏→難(ダッシュ慣性必要。ネタの域)J2AのあとJC 66 J2Aなどと追撃できるが咲操幽はJCがカスあたりになる。 ☆ AAA Cバスキー J6A Bラジアル 2787 2 ☆ キャラ限無し。基本コンボがつながらない距離でも成立する。DAや遠A始動でも成立するがDAは慣性で密着するのを待たないとつながらない。 地上その他始動コンボ rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 遠A B(3) JA J2A JC 66 J6A 2826 2 中央 ☆ 霊妖紅萃咲兎文町天諏(立)以外。キャラと距離によっては入らないことも 遠A 3A C 9hjc J2A J2C 2386 2 やや壁近く ☆ 最後のJ2Cの代わりにCラジアルなら2550。魔操書衣美諏なら壁密着でも使える。 遠A 3A 6B Cミアズマ 2291 2 壁際 6Bの方がミアズマ入力がしやすい。紫はBのみ。ミアズマをベロシティで代用可能(3.1k)。 遠A 3A B(1) C 9hjc J2AorJC 2386(2451) 2 壁際 ☆ 魔咲妖幽文衣早以外。Bを2HIT以上狙うと途切れやすい。 遠A 6B 9hjc JA J6A J6C J6A 3075 2 相手低空壁際 ☆ 魔方陣取りたいとき用。 遠A 6B 9hjc JA J6A J6C レイライン 3.1k 3 相手低空壁際 △ ラジアル可。相手の高さ次第では下2つのコンボ。J6Cの当たり具合で魔方陣。 遠A 6B 8hjc JA J6A レイライン 2693 2 相手低空壁際 ラジアル可。遠AがCHならば下のコンボだが、あまり変わらないので難しい分岐なく使える。 遠A(CH) 6B 8hjc JA J6A J6C レイライン 3.2k 3 相手低空壁際 △ ラジアル可。J6Cの当たり具合で魔方陣。 遠A 6B 8hjc JA J2A J2B 3hs J6A レイライン 3137 3 相手低空壁際 ☆ 飛翔ボタンをチョンと押すのがコツ。 DA デブリ 9hjc JA J2A J2C 66 J2A 2.9k 3 壁際 ☆ 壁から少し離れていてもJAが届けばつながるがダメージは下がる。 DB B JA J6A レイライン 2403 2 壁付近 ☆ DB Bは目押し。梅雨の時は壁際でも始動できるが壁付近からの始動が難しくなる。 DC(CH) B JA J6A レイライン 2977 2 壁際 ☆ 硬直が解けたときに相手と若干離れていないとつながらない。 DC(CH) 2A 3A 6B Cミアズマ 2718 2 壁際 ☆ 6Bは省略可。 DC(CH) 8j JA J2A JC 66 J2A 2813 1 壁際 ☆ 目押しになるので少々つらい。 2C JA J8A(1) JC 9D JA J8A(1) 1968 2 ☆ 必要ならJ8Aのディレイで高さ調整。 空中コンボ rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 JA J6A J6C 1.8k 1 位置によってJ6CのHit数が変わる。壁際なら更にレイラインなどで2.5k。カウンターヒット時でもつながるが、J6Aを速めに出さないと当たらない。 JA J2B JA J6A J6C レイライン 3178 3 端 ☆ JA J2A J2C 3hs J6A レイライン 2438 2+ 壁際 ☆ JA J6C 66 JA J6A J6C レイライン 2.9k 3 壁際 ☆ レーザー鈍化のためほぼ壁密着オンリー。2回目のJ6Cで魔方陣が出る前にレイライン。 JA JC (JA) J8A(1) JC 9D J6A 2455(2607) 2+ 壁際 ☆ JA JCが繋がる位置でのコンボ。JAを抜くと安定しやすい。 JA JC (JA) J8A(1) JC ラジアル 2528(2652) 3 壁際 ☆ ↑のラジアル〆。JAを抜くと安定しやすい。ラジアルに微妙にディレイをかけるといい。 J6A B C J6A 2k 3 中央のみ ☆ ノーマルヒット時のみ。カウンターヒットを確認できた場合はBを即キャンセルし下のコンボで。 J6A C 66 (6)C 2.2k 3 中央~壁付近 ☆ カウンターヒット時のみ。J6Aの当たりかたによっては66でなく8DでCをキャンセルし6Cで〆る。 J6A グリーン HJ6A 2k 3 中央~壁付近 ☆ ノーマルヒット時のみ。カウンターヒットを確認できた場合はグリーンでなく上のコンボで。 (JA )J8A(1) JC 9D JA J8A(2) レイライン 2501(2726) 2+ 壁際(中央でも) ☆ 最後ラジアルでもOK。慣性や位置関係によるが中央でも可能。 J8A(1,CH) JC(0) 9D JA J8A(2) JC レイライン 2667 3+ 壁際 ☆ 最後ラジアルでもOK。2回目のJ8A以降はやや遅めのほうが繫がりやすい。 ☆ JA J8A(1) HJ2B(4) JA J8A(1) J6C(9) レイライン 2860 3 中央 ☆ 最初のJAはダッシュ慣性付き限定。 (JA )J8A(2) JC 9D JA J8A(2) 2237(2483) 1+ 壁際(中央でも) ☆ レイラインなどが繫げにくいので手堅くJ8Aで魔方陣。慣性や位置関係によっては中央でも可能だが、最後はJ8AのかわりにJ6Aのほうが無難。 JA J8A(1) JC レイライン JA J8A(2) 2567 2 壁際 ☆ 最初のJAは慣性付き。また、レイラインはLv.1以上。レイライン後のJAは受身を取られることがあるが、それが受身狩りになりフルコンに持っていけられるとおいしい。 JA JC 66 JA J8A(2) ディレイJC 2497 2 相手地上壁際 ☆ 最後のJCは遅めのほうがカス当たりしにくい。 JA J2B JA J2B JA J2A J6C レイライン 3592 4 相手地上壁際 ☆ 妖紅萃兎諏(立)以外。町天は最初のJ2B JAにできるだけディレイをかけるとつながりやすい。JA J2Bループが安定するなら狙えるか。 JA J2B JA J2A J6C 66 J6A 3055 2 相手地上壁際 ☆ JAが高めに当たったとき。妖夢などにもつながるようになっているが非常に難しい。J6C 66 J6Aは最速じゃないと受身される。 JA JB JA JB(2) JC 66 J6A レイライン 3158 4 壁際 ☆ 〆はラジアルでも可。魅せコン。JB JAのつなぎ、JB(2) Cは最速じゃないとつながらない。J2Bだとつながりやすくなる気がする。 JA JB JA JB JC 66 J6A 3024 3 壁際 ☆ 上の簡略版。・・・のはずだが、JB JCのつなぎがさらに難しくなっている。〆をJ8Aにした場合3060。 JA JB JA J6A J6C レイライン 3178 3 壁際 ☆ 上のさらに簡略版。比較的つながりやすくなっている。〆を66 J6Aにした場合はダメ3075。ラジアルの場合は3137。 JA Cデブリ 66 JA J6A J6C レイライン 3.1k 3 壁際 ☆ J6Cキャンセルタイミングでダメージ変化。J6Cをキャンセルしないと魔方陣が出てレイラインまでつながらない レイライン(CH) JA J8A(1) J6C 44 J6C レイライン 3862 4 壁際 ☆ レイライン1Lv以上限定。2回目J6Cで魔方陣の前にレイライン。難易度が高く霊力4も必要なので実戦では決めづらいが魅せられる。 レイライン(CH) JA J8A J6C レイライン 3714 3 壁際 ☆ 上の簡易版。上もこちらも地上でも可。 レイライン(CH) J6C J6C レイライン 4038 4 中央~壁付近 △ 地対地で当てた場合は非常に難しい。J6Cは全て当てないと魔法陣が出ない。 天候限定 rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 AAAA マスパ DA Cミアズマ 4081 1 梅雨やや壁近く ☆ DAが届く位置ならOK。500程度ダメージを増やせる。レイラインでは受身を取られ危険。 AAA B(1) C 9hs 2hs 2A C JC 66 J6A 3262 4.2 梅雨壁際 ☆ 幽操妖天美早以外。66 J6Aが繋がりにくい。難易度はやや高め。 6C 各種スペカ 1 梅雨 近~中距離でFスパとドラメテ、さらに距離が離れていてもグラビティやブレイジングなどもつながる。ルミネスやマスパは猶予が長くなるのでつながりやすくなる。 DC(通常HIT) 各種スペカ 0 梅雨 CH時ほどではないが回転バウンドするので、マスパ・ルミネスなどが同様に使える。 AAA B(2) C hjc ドラゴンメテオ 4806 2 梅雨壁際 幽操妖天美早以外。補正切りをすることによってそのままつなぐよりもダメージが450ほどアップ。hjcの方向は問わないがドラメテは最速入力しないとつながらないので賭けに近い。 JA J6A 溜C 66 JA J6A 2900 1 梅雨壁際 ☆ JA J6A 溜C 2hs Cミアズマ 2908 2+ 梅雨壁際 ☆ J6A ディレイJ6C(6) レイライン J2A レイライン 2969 3 梅雨壁際 ☆ レイライン デブリ 66 JA レイライン デブリ レヴァリエ 約4500 3 蒼天壁際 ☆ ダメージはレイラインレベル2、デブリはレベル0のもの。レイラインレベル2以上必至?デブリを2回ともフルヒットさせるとレヴァリエがつながりずらい上に、リミットでダメ減 レイライン デブリ 66 JA J6A レイライン デブリ 約3400 3 蒼天壁際 ☆ ダメージはレイライン、デブリともに両方レベルが0のときで、一回目のデブリが5ヒットしたときのだいたいの値 産廃(C) レイライン(CH) レイライン ナロー ミアズマ(C) 4438 蒼天 ☆ ネタコン、LvMAX+お互い制御棒で10k 10k出すにはレイライン(CH) レイラインで要ディレイ?(未確定、要検証) 魔理沙壁際で2発目のレイラインが裏回らず相手が壁バンする位置限定 Bミアズマ 8j JA J8A(1) JC 9hs JA J6A 2931 2.5 黄砂どこでも ☆ 切り替えしミアズマからのコンボにどうぞ。ミアズマが空中の相手にヒットした場合、8jをhjにする。 スペカ関連 rep コマンド ダメージ 霊力 限定事項 魔法陣 備考 6C マスタースパーク 3250 1 J6C ルミネスストライク 2325 1 ほぼどこでも かなり離れていても繋がる。 Cミアズマ ルミネスストライク 2362 1 相手と魔理沙の高さが同じくらいになるまでディレイをかけるとフルヒット。 Cミアズマ ブレイジングスターorドラゴンメテオ 3920/4324 1 ミアズマがカウンターヒットした場合はディレイが必要。 Cミアズマ 実りorファイナルスパークorグラビティビート 5022/4691/3605 1 ミアズマ地上ヒット時 ヒット確認はほぼ無理。 遠Aor2A 6A 実り 5887 0 中央~相手壁手前 6Aで壁バウンドしたところに実りが刺さる。6Aがガードされる場合あり。 遠Aor2A 3A マスパ 3192 0 画面端以外 6Cが届いたとしてもsmash補正追加でダメージが低下してしまうので、直接マスパ。 遠Aor2A 3A ドラゴンメテオ 4153 0 中央~相手壁手前 遠Aor2A B スターダストレヴァリエ 2903 1 どこでも JA J6A ドラゴンメテオ 4424 0 中央~相手壁手前 JA J8A(1hit) ドラゴンメテオ 4424 0 どこでも J8Aを2ヒットさせると受身が間に合ってしまう JA JH6A ドラゴンメテオ 5300 0 壁際 シンプルだが高ダメージ。地上に近いところでJH6Aをするとドラゴンメテオが当たらない。 JH6ACH マスパ 4287 0 中央 結構シビア。だが、3コスで4.2k出るのは美味しい。 J8A ドラゴンメテオ 4350 0 どこでも J8A始動なら2ヒットでも繋がる ☆ JA J8A(1) JC Bアップス(1) ブレイジングスター 3676 2 どこでも J8Aを2ヒットにしたり、アップスのヒット数を増やすと位置限になる。色々とネタコン DB(CH) 実り 5902 0 中央~相手壁手前 溜め3AクラッシュからDBが目押しで入るので黄砂の時にでも(割って入れた時のダメ4795)。ヒット確認は難易度高め DC(CH) 各種スペカ 5883 0 どこでも 実りなら5883ダメージ J2A ドラゴンメテオ 4206 0 どこでも 割と入る。 ※追記・・・他の実りの一様繋がるコンボはスペカ欄に記載しております。 コメントフォーム 編集したいけど分からないよーという方はここに書いておくと誰かが編集してくれるよ、きっと。 3137 端対空遠A 6B 8hjc JA J2A J2B 6hs J6A レイライン -- 名無しさん (2011-04-04 18 20 16) Jホールド6ACH マスパ 早過ぎるとマスパカス当たり遅いと落とす、上手く見極めれば3コス4,2k -- 名無しさん (2011-04-11 02 55 19) Bミアズマ(CH) グラビティビート 3989 ミアズマLv1で4131 着地後に発動なので確認は容易かと。 リサバ昇竜がCHの時など追撃にどうでしょう -- 名無しさん (2011-07-14 20 46 42) ↑相手が空中HITだと入らないかも -- 名無しさん (2011-07-14 21 24 49) BミアズマCH グラビ間に合わないってレベルじゃない。黄砂限の間違いじゃないか?黄砂なら入る -- 名無しさん (2011-07-15 06 37 30) 黄砂の時と、普段のCHで受け身取れるまでの時間が違うのか。確かにプラックティスでは黄砂でやってました。あと相手が真上にいないと当たらないので注意ですね。実践で使うには賭けかもしれないですね。 -- 名無しさん (2011-07-21 01 24 23) 空コンで JA J8A(1) JC 66 J8A(1) JC レイライン -- 名無しさん (2011-08-30 21 11 58) ↑ レイラインはあんま安定しませんが デブリだと一応安定します どっちも魔方陣です -- 名無しさん (2011-08-30 21 13 04) そのコンボレイラインやデブリに繋げる前に魔方陣出るんですが・・・ それに66ではなく9飛翔では? -- 名無しさん (2011-08-31 00 10 57) どちらもJ8A(1)ですか? 私はまだ66でしか試してないですね・・・ -- 名無しさん (2011-08-31 13 31 57) ↑コンボ投稿したものですが 9飛翔のほうが安定しました その場合JA J8A (1)>JC>9飛翔>JA>J8A(2) レイライン ダメ約2700 魔方陣です -- 名無しさん (2011-08-31 13 39 47) 度々すいませんが↑コンボのものです 壁背負いだとあまり安定しません JCがしっかりヒットすればダメ2800で魔方陣です -- 名無しさん (2011-08-31 13 45 32) 壁際AAA B(1) C J2A J2C 66 J2A この上に載ってたコンボ衣玖に入らなかったんですがJ2CをJCにしたら安定しました J2Cで入らないのは自分が下手なだけかもしれないけど・・・ -- 名無しさん (2011-09-03 14 30 34) 衣玖さんはJ2A後のJ2Cが当たるのが早いでの猶予があまりない。 あと、B JAが安定するなら壁端AAA B JA J2A JC 66 J2A J2Bが高火力で起き攻めもしやすいのでオススメです。 -- 名無しさん (2011-09-03 21 02 56) エリアルでJA J2A JC 6HS JA J6A J6C 魔方陣 -- 名無しさん (2011-09-30 02 40 56) 画面端。H3B>Cミアズマ>グラビティ 割と安定すると思うよ -- 名無しさん (2011-11-24 17 44 59) ↑H3Bて何だ。H3Aです。そしてHを使う場面がないといふ -- 名無しさん (2011-11-26 10 39 44) 中央 妖夢にAAA B(1) 6C 鈴仙にAAA B(3) 6Cが入ります -- 名無しさん (2011-11-27 00 36 18) Cミアズマ>地上キャン船 -- 名無しさん (2011-11-30 01 49 24) Cミアズマ>地上キャンセルの実り お空と優曇華はミアズマHITが近すぎると判定なしのとこに落ちてくるので注意。 まぁ実戦で使える場面はほとんどないけどw -- 名無しさん (2011-11-30 01 51 14) もうとっくにスペカ関連に書いてあったね -- 名無しさん (2011-11-30 16 31 06) 書き方が悪かった(ノ∀`) お空と優曇華で入らないことがあるって伝えたかったんですw -- 名無しさん (2011-12-02 11 54 35) キャラ限コンボで○○以外って書くよりは○○に入るって書いた方がわかりやすいと思うんだが -- 名無しさん (2012-01-29 14 07 57) 2625 JA J8A JC レイライン JA J8A レイラインLv1以上と最初のJAは慣性必要。レイラインのタイミングや位置によってはレイライン当たらなかったり、JAの前に受け身取られることもあるけど、JAで意外と受け身が狩れたり・・・。飛翔使ってないのでそこからフルコンいけることも。 -- 名無しさん (2012-02-01 03 25 45) 壁際AAA B(1) C J2A J2C 66 J2A この上に載ってたコンボ衣玖に入らなかったんですがJ2CをJCにしたら安定しました -- 名無しさん (2012-05-06 15 28 13) すみません、コピペミスりました・・・上記のコンボが同じく衣玖に入らず、他のキャラ全員には入るのですが(レミリアが若干シビア)、ここにあるコンボ表の情報は古いものなのでしょうか? -- 名無しさん (2012-05-06 15 30 35) Cミアズマ J6A BorCラジアルってのができたよ -- 名無しさん (2013-03-01 00 16 44) 右壁際 JA J8A 6C(ナロ) 66 6A -- 名無しさん (2013-11-13 07 26 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhou11/pages/13.html
霧雨 魔理沙 普通の魔球使い 東洋の西洋魔術師 特技・技紹介 ・ 説明 努力の人。周りに天才肌が多いのが悩み。けど必死に努力でカバー。 大胆で図々しく見えるが半分は地で半分は強がり。 「サッカーはパワーだぜ!」の言葉の通り、力任せ、勢い任せのプレイが特徴。 星くずをまとった必殺技はキラキラして可愛いが破壊力は絶大。 典型的な大砲だが、スピードもあるのでウイングもいける。事故死注意。 ただし速さでは幻想郷最速のブン屋には敵わない。特訓フラグ? 呼吸をするように嘘をつく。PKで右に蹴ると宣言して左にシュートするようなタイプ。 手癖が悪く窃盗癖あり。備品から他人の必殺技、さらに乙女のハートまで何でも盗む。 主食はキノコ。食べると身長が伸縮したり、うふうふ笑うようになる。
https://w.atwiki.jp/osusumesyousetu/pages/31.html
オススメ小説 ワザップが開催した『オススメ小説』という企画の終了をきっかけに、有志で開催することになった非公式の企画。 月に一度に開催され、一定の期間が経った後に選定者が決定した作品の評文が公開される。 現在のところ、まだ企画の規模が小さく、小説フォーラム交流所というグループが主体で行っている。 また、自薦及び他薦の作品の中からひとつを選定者による独断と偏見と好みにより選定がなされる。 選定者は月ごとに交代という形がとられ、立候補が出次第、選定者になっている。 グループ内での企画進行は、この企画が大きくなるまでの暫定処置ともいえる。 ※表記されている題名及び作者名はワザップ!に準じたもの。 1~3月に至っては、選定者が現れなかったために、開催されなかった。 開催月 選定者 選定小説 第一回(2011年 7月度) ハコキング フォーラムスレッドを作成する - ワザップ!(鬼神07) 第二回(2011年 8月度) バプテスマのホアン この世に死神なんてものが存在するとして(きのこのこのこ) 第三回(2011年 9月度) こーどさん 光とノスタルジア(ハコキング) 第四回(2011年10月度) きのこのこのこ クロネコヤマネコ 第五回(2011年11月度) ハコキング 特殊諜報部隊 Human Alive(プサイ) 第六回(2011年12月度) バプテスマのホアン 光とノスタルジア(ハコキング) 第七回(2012年 4月度) マセラティ ソーツ..(忍者クン) 第八回(2012年 6月度) Ytsk
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/33.html
こちらはリレー小説です。さまざまな方々がキャラを出し合い物語りを作っていきます。 自由へ… Diginoid Armys ほのぼの(?)学園生活 国立電脳学園 デジモンウォーズ
https://w.atwiki.jp/cmomnv/pages/4.html
チャット等のコミュニケーション手段でアップロードされた小説の場合、著者に許諾してもらったときに転載という形になります。 サイトに連載されている小説はサイト連載小説の扱いを見てください。
https://w.atwiki.jp/th_sinkoutaisen/pages/218.html
no +信仰 コスト 戦闘力 HP df 労働 知識 探索 特殊能力 075u 000 100000 004000 110 20 3 5 7 修行効果3倍 ハード版魔理沙 異変解決、ドロー+1が消え、戦闘能力が上昇している 元々の高火力がさらに高まり、弱攻撃ながらもサポート無しに全体攻撃まで使えるようになった 打たれ弱さも若干改善されている 修行効果3倍の能力持ちなので、修行デッキを組めばかなりの速度で強くなれるのも強み 攻撃 弱 魔符「アルティメットショートウェーブ」 全体 戦闘力×0.2 1回 中 儀符「オーレリーズサン」 単体 戦闘力×0.1→0.2→0.3→0.4 4回 強 星符「ドラゴンメテオ」 単体 戦闘力×2.55 1回 OD 恋符「マスタースパーク -over drive-」 全体 戦闘力×0.6 1回 弱 恋符「ノンディレクショナルレーザー」 全体 戦闘力×0.3 1回 強 超人「霧雨魔理沙」 単体 戦闘力×0.1 29回 必殺 邪恋「実りやすいマスタースパーク」*1 全体 戦闘力×0.5 1回 必殺 「リモートサクリファイス」*2 単体 戦闘力×0.3 8回 必殺 「元祖マスタースパーク×本家マスタースパーク」 全体 戦闘力合算×0.5 1回 *1体力1000以下で魔砲 「ファイナルマスタースパーク」全体 戦闘力×0.8 1回に変化 *2独立宣言「地霊殿は秘めたる想い」とサポートカード「マリス砲」が1枚以上場にあり、手札に「アリス」がいる場合に 「マリス砲」を1枚消費して発動 関連霊撃 100m トレーニング 5→0 修行基礎値+100 105m グリモワール魔理沙 5→0 全員の戦闘力+10% 104m 抹消の黒歴史 40→20 サポカとUFOをすべて破壊する 113m ふたりは夜を止める 10→5 次の襲撃が3ターンバトルになる 472m 恋の魔法使い 20(専用) ユニット強奪 関連サポートカード 121s 真実はレイマリ 霊夢×魔理沙 異変解決するたびに成長 123s チーム妖々夢 霊夢×魔理沙×咲夜 異変解決力アップ 131s チーム星蓮船 霊夢×魔理沙×早苗 UFOドロー+3 132s マスタースパーク 必殺:魔理沙 133s パチュマリ一筋 魔理沙×パチュリー 攻撃力アップ レーザー 134s ワンコインラブ 魔理沙×フラン フラン良い子 135s マリアリ正義 魔理沙×アリス 修行効果+500 136s 元祖と本家 必殺:魔理沙×幽香 137s オプティカルバリア 魔理沙×にとり 魔理沙強化(累積) 209s 主人公はひとりでいい 霊夢vs魔理沙 強敵と書いて友と読む 213s マリス砲 必殺:魔理沙×アリス 戦闘力シンクロ 214s 幻想郷最速コンビ 魔理沙×文 最速攻撃 225s YES!自機キャラ5 霊魔早咲妖 コンテニュー 226s 願いが星に届くなら 魔理沙 魔理沙が修行していると…… 236s 白マリは魔法の先後輩 魔理沙×白蓮 魔理沙超人化 509s 霧雨親衛隊 魔理沙×(フラアリにとパチュ) 魔理沙に力を 510s 咲マリは動きだす 魔理沙×咲夜 時間停止中、魔理沙DA 511s 幽マリはスパーク 魔理沙×幽香 修行するたびにスパーク 522s チーム神霊廟 霊魔咲妖 咲夜禁止 確率で霊界トランス 241s 紅魔郷は魂の原風景 独立宣言:紅魔郷オンリー 無駄無駄 242s 妖々夢は春の思い出 独立宣言:妖々夢オンリー 森羅結界 243s 永夜抄は月下の杯 独立宣言:永夜抄オンリー ダブルボム 244s 花映塚は緋色の彼岸 独立宣言:花映塚オンリー 中攻撃・強攻撃のみ 245s 風神録は秋風の宴 独立宣言:風神録オンリー 全員が先制攻撃 246s 地霊殿は秘めたる想い 独立宣言:地霊殿オンリー リモートサポート 247s 星蓮船は天かける願い 独立宣言:星蓮船オンリー UFO+3,早苗覚醒 248s 黄昏は神々の開拓地 独立宣言:非想天則オンリー 初期戦闘力二倍 249s 文花帖はブン屋の意地 独立宣言:文花帖オンリー 文とはたてに『根性』 254S 神霊廟は十欲の解放 独立宣言:神霊廟オンリー OverDrive 530S 金髪の子かわいそう 独立宣言:金髪オンリー 1位でなければ襲撃されない 303s ♪恋色マスタースパーク 魔理沙のテーマ 努力 マスパ強化 368S ♪Complete Darkness 魅魔のテーマ 魅魔召喚 関連異変 怪盗ブレイジングスター(解決率大幅上昇) ごっすん五寸釘(解決率微上昇) 特別な入手方法 なし
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/111.html
■魔理沙1 魔理沙へ 「俺に毎朝味噌汁を作らせてくれ!」 1スレ目 4 ─────────────────────────────────────────────────────────── 魔理沙へ 「俺の為に毎朝、味噌汁を作ってくれ!」 返答は当然「断る」 理由を400字以内で尋ねたら「めんどい」 1スレ目 12 ─────────────────────────────────────────────────────────── 53 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/05(金) 04 13 29 [ xjW.N./2 ] なんだか「プロポーズの反応を予想するスレ」になってるが、それはそれで面白いな。 明らかに未満なのも混ざってるけどw 魔理沙へ 「魔理沙!お前が好きだ!!お前が欲しい!!!」 魔理沙 「え!?あ、その、ちょっと、そんな、いきなり、私にも心の準備ってものが、その、あるでしょ!?」 直球ど真ん中を投げられ、男言葉も忘れてアタフタする魔理沙に萌え。 54 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/05(金) 18 01 48 [ vwrCXCmk ] 53 視線があっちいったりこっちいったり、 おさげをクルクルいじったり帽子をいじったりしながら 頬を赤く染めつつ上目遣いでこっちを見て 魔理沙「……………………うん。……いいよ」 とか言ってる魔理沙が脳内に浮かんで萌え死んだ 1スレ目 53-54 ─────────────────────────────────────────────────────────── 不思議な森に迷い込んでからもう丸一日たとうとしていた。 どうしてこんな場所を歩いているのかよく覚えていない。 草木は故郷のそれに似ていてまったく異質、昼なのに薄暗く静か 生き物の声は聞こえないが森中に強い意志のような不思議な気配を感じる。 ここはきっと御伽噺の魔法の森。 迷い込んだ僕は魔法使いでも英雄でもないけれど、 僕はこの白と黒の影に包まれた異界の森の中心で ひときわ大きな木にもたれかかる金色の姫を見つけた。 その美しさに吸い寄せられるように、僕は彼女の前に立った。 彼女は大きな瞳で僕を見ると眉を悩ませて言った。 「珍しい、私を迎えに来た死神か? 最近の死神は間抜けな顔なんだな・・・ッ!!」 彼女は小さくうめき声をもらし手でわき腹を押さえている。 よく見ると黒いドレスに染みができている。 「怪我、してるのか?」 「ちょっとしくじっちまったぜ、でも、問題ない」 衣服の染みは広がっていく、とても平気にはみえない。 このままでは危ない、僕はそう直感した。 「失礼します、お姫様」 僕は彼女の服をめくりあげわき腹の怪我を見る。ひどい・・・ 「姫?っておい、何するんだよ」 彼女は抵抗するが弱々しい。 「大丈夫です、医者ですから」 本当は嘘だけど、簡単な応急処置なら僕にだってできるはず。 消毒できるようなものは持っていない、とりあえずは止血しなくちゃ。 僕は上着を脱ぐと破って丁度いい長さにし、包帯代わりに彼女の傷をふさぐ。 てきぱきと動く僕を見て彼女は抵抗をやめた。 「この辺に、家とかありませんか?」 「ん、私の家ならもう少し先に」 僕は彼女を背負って歩き出した。 すこしして森が少し開けた場所に家が見える。 「あれですか?」 …返事がない、気絶してしまったらしい。迷ってる暇はない。 「失礼します!」 大声をだし返事を待たずに家に入る、 ベットがすぐに見つかったのでそこに彼女を寝かし僕は部屋を見回す。 散らかっている・・・机の上にある液体の入ったビンの匂いをかいで見る。 多分、アルコールだ。 僕はそれで彼女の傷を消毒し、再び傷口を縛った。 それから一晩、して、苦しそうだった彼女の表情も安らいだ寝顔に変わっている。 もう大丈夫だろう。 急に疲れが押し寄せてくる、僕は彼女のベットの横でそのまま寝てしまった。 鳥の声、朝の光、窓から差し込む光が僕の目の前で金色にキラキラ反射している。 「お、起きた」 彼女の顔が目の前にある。キラキラは彼女の美しい髪。 御伽噺のようなその美しさに惑わされて、僕はおどけて言った。 「お姫様、お加減はもうよろしいのですか?」 「ん、まぁな。助かったぜ」 彼女は少し顔を赤くして、髪の毛をかきむしりながら言った。 「それと私は姫じゃないぜ、普通の魔法使いの魔理沙だ、おまえは医者?」 「いえ、実は僕は普通の・・・迷子です(泣」 「おいおい、泣くなよどういうことだ?」 僕は、この森に迷い込んだこと、元の世界に返れなくて困っていたことを話した。 彼女、魔理沙にはここが幻想郷と呼ばれる場所であること、 稀に僕のような外の人間が迷い込み、帰るのは難しいことを教わった。 「はぁ、僕どうしよう・・・」 僕がこの先のことを考えて暗くなっていると、 魔理沙は髪をいじりながら少しぶっきらぼうに言った。 「行くとこないなら、しばらくここにいるか?」 「え、でも」 「私は独り暮らしだし、まだ怪我が全部治るまではあまり動き回れないし、 その間誰かいてくれると助かる」 「独り暮らしの女性のところに世話になるわけには・・・」 「ぁぁ、もうめんどくさい。お前は行く場所がない。そうだろ?」 強く言われて頷く。 「じゃぁ決まりだな。私はもう少し寝るから、その辺の掃除を頼むぜ」 彼女はそう言ってすぐに寝てしまった。まだまだ本調子ではないようだ。 それから数日僕は魔理沙の家でガラクタの掃除をしたり、 食事の用意をしたりしてすごした。 怪我のほうはもうほとんど治っていた。 よく考えると、助けたのは僕なのに、体よく家事手伝いをやらされている気がする。 けれど、無邪気な表情でベッドで寝ている このぶっきらぼうで口の悪い姫を見ていると、こういう暮らしも悪くないと思い始めた。 その日、僕が倉庫のガラクタ整理をしていると、ぼろぼろの縄を見つけた。 長さ1メートルともう少しくらいの赤い縄。 ゴミなら少しでも減らしたいのだが、しかしここにあるのは魔法の品ばかり、 魔理沙に確認とるために見せて見た。 「・・・わすれた、ちょっとかしてみてよ」 魔理沙に縄を渡す、丁度、縄の両端を僕と魔理沙で持つ形になった。 とたんに縄が勝手に動き始めた。ぐるぐると僕と魔理沙の腰に巻きつき 手錠のように互いを縛ってしまう。 「なんだこれ・・・とれねぇ」 僕と魔理沙をつなぐ部分は30センチほどしかない。 縄は苦しくはないがぴったり腰に巻きついて解けない。 「あーーー、切るか」 刃物を取りに魔理沙が台所へ向かう、けれどつながれた僕は引っ張られ バランスを崩し転んでしまう、結果魔理沙もバランスを崩すわけで・・・ 僕たちは廊下で重なり合って転んでしまう。 魔理沙の顔が至近距離に・・・大きな瞳、白い肌が赤く染まる。 やば、つい見つめてしまった。 あわてて起き上がるが、つながれてるため体が持ち上がらずしりもちをつく。 「あぁぁ、ごめんなさいごめんなさい」 「はぁ、いいからまず落ち着こうぜ。ゆっくり、タイミング合わせて立ち上がる」 魔理沙は帽子で顔を隠しながら言った。 もしかして嫌われたかな・・・などと考えてしまい、余計に僕も赤くなった。 結局、はさみでもナイフでも縄は切れなかった。 強い魔力を秘めたものらしい。 よく縄を観察すると、つながれた中央に平らな部分があって、数字が浮かんでいる。 「20」 「なんでしょうね・・・?」 「さぁな・・・」 二人でため息をつく。 お互い離れられず、向かい合うと至近距離なため僕たちは背中合わせになってベッドに座っていた。 「魔理沙、いるー?」 誰か尋ねてきた、この声はアリスさんだろう。 時々遊びに来るので何度かあっている。 「いるぜ」 「おじゃましまっす・・・って魔理沙たち、変わった事してるのね」 「はい、魔法の縄っぽくてどうしてもほどけなくて困ってるんです」 「切れないしさぁ、アリス、この縄何か知らない?」 アリスさんは僕たちをつなぐ縄を見ておかしそうに笑った。 「へ~、魔理沙と君がねぇ。アハハ」 「おいおい、そんな風に笑うと不気味だぜ、何か知ってるなら教えろよ」 「はいはい、その縄はね、恋人同士の遊び道具よ、真ん中に数字があるでしょう? つながれた二人が、お互いに相手の気持ちを言い当てると数字が減るのよ、ただし 気持ちを教えたりヒントを出したりしてはダメよ、それに、つながれてから半日以内に 解かないと、取れなくなるわ」 「ええええ、そんなの難しいって」 「大丈夫よ、恋人同士なら見詰め合ってるだけで勝手に解けるわよ」 アリスさんはクスクスと笑い続けている。 「ででででも、僕と魔理沙はそんな関係じゃないし・・・」 「そ、そうだぜ」 「あら、そうなの、それは困ったわねー。でもためしに見詰め合ってみたら?」 ぜんぜん困ってない口調でアリスさんは言った。 「さぁって、今日は取り込み中みたいだから私は帰るわね。ふたりともがんばってね~」 アリスさんは終始笑いが止まらない様子で帰っていった。 取り残された僕と魔理沙。 「あはは、どうしよう」 「とりあえず、何か言ってみたらいいんじゃないか?」 「んーーー、魔理沙は今お腹すいてる」 「あたりだぜ」 中央の数字が19になっている。 「お前もお腹すいてる」 18になった。それもそうだ、もういつもの夜ご飯の時間は過ぎている。 「なんだ、これなら簡単だぜ」 「そうだね」 「先に食事にしようぜ、腹が減ったら戦はできぬ、それじゃ頼んだぜ」 やっぱり僕が作るのね。でも、このままだと。 「このままだと、魔理沙と一緒じゃないと作れないよ」 「大丈夫だ、私は横で見ている、ときどきつまみ食いする」 「それ、ぜんぜん大丈夫じゃないよ」 「そういうなよ、本当は嬉しいんだろ? ちゃんと味に文句もつけるから」 「ぜんぜん嬉しくな、い、」 結局魔理沙は言葉どおり、横にいてつまみ食いして文句をつけた。 最低だ。味付けも間違えたし、 ずっと横にいて僕を見ている魔理沙を意識して手元が狂ったのだ。 ときどき魔理沙を見るとにこっと笑う。意外に楽しそうだ。 「楽しいの?」 魔理沙は答えなかった 食器を運ぶとき、歩調が合わなくて一回転んだことを除けば食事は普通に終わった。 洗いものは後でもいいだろう、先に縄を解かなくては。 数字が16になっていた。 なんとなく気恥ずかしくてそのことには触れなかった。 魔理沙も触れてこなかった。 再びベッドに背中合わせに座る。 困った、いざ考えようとすると魔理沙の気持ちなんて思いつかない。 僕が黙っていると、魔理沙はいろいろ言ってきた。 「蕎麦が食べたい?」 「食事したばかりです」 「弾幕ごっこしてみたい?」 「死ぬから嫌です」 「前に話した大きな図書館、面白い本が結構あるんだけど、行って見たい?」 「吸血鬼がいるからいやです」 「難しいなぁ・・・ヒント教えろよぉ」 「それじゃ、数字減らないってアリスさんが言ってたでしょう。 あ、もしかしたら今言ったの全部魔理沙がしたいことだ」 15 「何で分かったの?」 答えずに僕はため息をついた。 それから10分ほど無言が続いた。 「んー」 魔理沙が何か言いかけてやめる。 「何?」 言いにくいことなのだろうか? 「あのさ、やっぱりもといた世界に帰りたいって、そう思ってるだろ?」 「え、それは・・・」 答えに詰まる。 15 数字は減らなかった。 「あれ?」 魔理沙が不思議そうな複雑な顔をする。 「えっと、ほら、僕こういうのんびりした暮らしにあこがれてたから、それで、えっと」 「そ、そうか。私も今みたいな暮らしは嫌いじゃないぜ。お前がきてから楽しいし・・・」 「・・・」 「・・・」 「そういう意味じゃないよね?」 「ああ、別に変なことは言ってないぜ」 ・・・ 「こんなことになって、魔理沙は迷惑してる?」 「自由にお茶が飲めないのは迷惑だぜ」 15 「たまには悪くないぜ」 再び沈黙。先ほどとは少し雰囲気がちがった。 「初めて会ったとき、姫っていったよな? あれ、なんで?」 「金髪がきれいだったし、服装も、おとぎの国みたいで」 「ふぅん・・・」 会話が続かない。 「そ、そういえば、そのあと魔法使いって言ってたけど、 初めて空飛ぶの見るまでは信じられなかったよ」 「ん、そうか? こっちじゃ飛べないほうが珍しいぜ。飛んでみたい?」 「飛んでみたいなぁ。魔理沙と一緒に自由に飛び回れたら楽しいだろうな」 14 「じゃぁ、今度教えてやるよ。大丈夫、飛ぶくらいならきっとすぐだぜ」 「やった、あ、でも僕が箒に乗っても似合わないかな」 「そんなことないと思うけど、別に箒じゃなくてもいいんだぜ。そこのちゃぶ台とか」 「それはもっとかっこ悪いって」 「そうだな、そんなのと一緒には飛びたくないぜ」 魔理沙は肩をすくめて首を振る。 僕はつられて笑った。 いつの間にか、背中合わせじゃなくて正面を向いて話していた。 そのことに気がついても、わざわざ背中向きなおすのが不自然な気がして そのままタイミングを逃した。 「14、かぁ」 「先は長いなぁ」 「アリスのやつ、見詰め合ってればすぐだとか言ってたけど・・・」 「本当かな?」 「…試してみるか?」 「え」 「何か簡単に解けるヒントがあるのかもしれないだろ?」 「う、うん」 「大丈夫、私は負けないぜ」 「にらめっこじゃないんだから…」 魔理沙に促されるまま僕たちは見詰め合った。 綺麗な金色の髪、大きくて意志の強そうな瞳も金色で、 白い頬には朱がさしていく。 そして、花のつぼみのような唇…、吸い込まれそうになる。 その距離30センチ弱。 ふいに、魔理沙が目を閉じた。 心なしか距離が近づいているように感じる。 これって、もしかして…でも、どうして… ほんの少しの時間がひどく長く感じる。 魔理沙は少しだけあごを上げ首を傾けた。 僕がほんの少し顔を近づければそれできっと唇が触れ合うだろう。 けれど、触れるか触れないかの直前に魔理沙は目を開けた。 僕はあわてて顔を離す。 「魔理沙、いったいどういうつもりで」 「どうもこうもないぜ、それよりお前、今私にキスしたかっただろ?」 なるほど、そういうことか…卑怯だよ魔理沙、 だってそんなに頬を赤くして、瞳を潤ませて…だから言い返してやった。 「違うよ! キスしたかったのは、魔理沙のほうでしょ」 「そ、そんなことはないぜ…たぶん…絶対」 あからさまに動揺している魔理沙。 縄の数字は12だった。 さっきは14。 「二つ、減ってる…」 「ははは…参ったなぁ…」 どうやら、そういうことのようだ。 僕は魔理沙の肩を抱き寄せ、顔を近づけた。 魔理沙は抵抗せずに瞳を閉じた。 初めての魔理沙とのキス。 、、、、 永遠にも思えたキスを終えて僕は魔理沙を抱き寄せたまま聞いた。 「こんな、勢いみたいな形で、もしかして後悔してたりしない?」 魔理沙は優しい笑顔を浮かべ言った。 「バカだなぁ、そんな言い方じゃ意味がないぜ。 お前は、私とキスして後悔なんてしていない」 11 そっか、そういうことか。分かったよ魔理沙。 言わなきゃいけない、でもちょっと変則的。 普通に言うよりものすごく恥ずかしい気がする。 ドキドキがとまらない。でも言わなきゃ。 「魔理沙は…僕に言いたいことがあるよね?」 「奇遇だな、お前も私に言いたいことがあるんだろう?」 9 僕と魔理沙は頷きあって笑った。 そして想いを伝える。 「魔理沙は、僕のことが好きだ」 「お前も、私のこと愛してるだろ?」 7 ちょっと負けた気分。 でもいいや、これからなら何度だって言えるんだから。 ゼロ距離で見詰め合う。 「魔理沙はまた僕にキスしたい」 「それは自分の気持ちだろ?」 僕たちはずっとお互いにキスしあった。 ・・・・・、0 次の朝、縄は解けていた。 それでも離れたくなくて、僕はまた魔理沙にキスをする。 そんな現場をアリスさんに見られてしまった。 「やっぱりね~」 「アリス、勝手に家に入ってくるのは泥棒だぜ?」 「あらぁ、何度も声かけたわよ? それよりも、二人ともおめでとう、かしら」 「アリスさん、やっぱりって。こうなること知ってたんですか?」 もしかして、こういうことになったのは魔法の縄のせいかなと疑問がよぎった。 それくらい信じられないくらい幸せだった。 「あら、だってその縄の魔法は、 初めからお互いのこと好きじゃないと発動しないのよ? ね、魔、理、沙?」 「偶然だぜ…」 魔理沙は帽子で顔を隠してしまった。 疑問が解けた。 僕は、この可愛くて少し意地っ張りな魔法使いのお姫様を一生守ることを心に誓った。 1スレ目 318 ─────────────────────────────────────────────────────────── 498 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/03(月) 18 03 45 [ ZxyDMBY6 ] 495でフランに告白するために紅をやりまくったが 結局まだ会えてすらいないへたれプレーヤー そんな俺の今の気持ちをうけとってくれ! 魔理沙、俺とうわきしないk(ファイナルスパーク 500 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21 01 03 [ uh.p0cSk ] 498 魔理沙「ああ、いいぜ。浮名を流す相手ならパチュリー、霊夢、チルノ。それにフランドールにレミリアといるからな。もう一人増えてもたいしたことないさ。え?本命は誰かって?そ、それは…………その………誰にも言うなよ。あの…………実は香霖なんだ」 501 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21 18 51 [ D3moUM7. ] レミリア様がなぜか混ざっているのに出てこないアリス超カワイソス。 502 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21 55 14 [ sNZ5ZiMQ ] 魔理沙「アリス?ああ、そういえばいたな。でも、あいつと私ってあんまり仲良くないぜ。いや、何かアリスの方がこっちを避けてるみたいなんだ」 そのころアリスは………… アリス「ああ、私ったらほんとに素直じゃないんだから。どうして魔理沙の前だといつも正直になれないんだろ。魔理沙…………でも、私はあなたのことが大好きなの」 ツンデレも時と場合によりけり。ツンは伝わってもデレが伝わらなければ片手落ちだってけーねが言ってた。 1スレ目 498-502 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「…何じゃこりゃぁぁぁぁああ!?」 とある俺の一日は、そんな叫び声から始まった。 ここは魔法の森、大声を出して迷惑する奴なんてさっぱりといない。 しかし、今の俺は叫ばずにはいられなかった。 魔法の森では、様々なものが取れる。 そう、例えば怪しいキノコとか、怪しい薬草とか、怪しい花だとか。 もしかしたら、俺はそんなやばい物を食ってしまったのかもしれない。 今の状況を説明するなら、まずベッドには俺がいる。 目の前には鏡がある。その鏡には一人の子供が写っている。 俺が手を上げれば、鏡の中の子供も手をあげて、俺が頬を抓れば その子供も、抓って痛みに顔を歪める。 そう。 朝、起きたら俺は縮んでいたのだ。 高校生探偵が薬を服用させられ眼鏡をかけて無茶苦茶な偽名を 名乗ったどこかの漫画の様に。 「…どうなってんだ、こりゃ?」 服のサイズはぶかぶかだ、そもそも俺の今の身長はせいぜい 小学校に通う人間のサイズ――普段の俺に合うはずがない。 「ちくしょう…頭も痛ぇし…こりゃ、やばいか?」 体が縮んだ上に風邪のような症状、俺は少年探偵じゃないんだけどな… こんな時に頼みの綱は…… ガチャ 「邪魔するぜー」 来た。 それはもう、ありがたいくらいに普通に来た。 霧雨魔理沙だ。 彼女ならこの状況を打開してくれるかもしれない! 「魔理沙ー!助けてー!」 恥も外聞もあったもんじゃない。 この姿になってから、そんな物は捨てた。今は一刻も早く元に戻りたい。 「どうしたんだ…って、何だお前もか」 俺は目の前に呆れ気味に呟く少女に対して、目を疑った。 少女――霧雨魔理沙は心なしか、昨日会った時よりも背が縮んでいた。 …それが意味するところは、つまり。 「…魔理沙も縮んだって事か」 「あぁ、ちょっと色々あってな」 「風邪も引いた。助けてくれ」 何度も言うが、既にプライドなんてない。 プライドって美味しいのか? 「まぁ、助けるのは構わないんだが…どうせ私が原因だし」 「…おい、何か重要な事を言わなかったか?」 「あー、別に何でも無いぜ?」 …間違いない。俺をこんな風にしたのは魔理沙だ。 原因は昨日、多分夕飯にそれとなくあった、あのキノコか… 困ったな。 まさか魔理沙も縮んでいるとは思わなかった。 「…とりあえず、風邪薬くらいは頼みたい。どこぞの薬剤師でも 兎でもいいから、クスリー」 自分で言ってなんだが、どこかのジャンキーのようだ。 だが、それだけ風邪が辛い。 縮んだ事と、風邪による二重の苦輪だ。 「仕方ないな、少し待ってろよ。すぐに元に戻りそうなのと、クスリを調達してくるぜ」 クスリの部分を強調して言われた。 …このままだと本気でやばい薬を持ってきかねないな。 「待て、やばそうな薬は持ってこなくていい。とりあえず元に戻る方が先だ」 十中八九、また元に戻るためにはキノコを食べるだろう。 「それじゃ、行ってくるぜ」 魔理沙は子供が被るには大きい帽子を押さえて出て行った。 「…大丈夫か?」 そんな一抹の不安が過ぎったが、俺はひとまず彼女に色々任せる事として 眠る事にした。 『よっ、遊びに来たぜ』 あぁ、これは昨夜の出来事か。 「遊びに来たじゃなくて、俺のところの、魔導書を取りに着たんだろ?」 『ちゃんと色々払うって。そうだな、夕飯で手を打たないか?』 「…じゃ、それでいいや」 そうして振舞われた、いくつもの料理。 彼女は楽しそうに料理を作っていた。 『ほら、これでいいか?』 「あぁ、ありがとう魔理沙。本を借りるなら勝手に持っていけ」 あぁ、俺はこんな彼女に惚れていたのかもしれない。 『まったく、栄養くらいちゃんと考えて摂るべきだぜ』 「…心に深く刻んどくよ」 もっとも、彼女の顔を見ていて、あまり話は聞いていないが。 「それじゃ、お前も食うだろ?」 『あ、あぁ、いただくぜ』 挙動不審だったのは、縮む恐れがあったからか? …ちょっとだけ抜けているかもしれない。 「よっ、起きたか?」 目の前にはちっちゃくなった魔理沙がいた。 「…何とか病状は持ち直した」 というほど、重症ではないけど。 彼女は手にお盆を持っていた。 …キノコだった。 お盆の上の皿、それに乗っているのは、まるでどこかの配管工兄弟が 好んで食べるような、そんなキノコ。 「単なる巨大化狙いか?魔理沙」 「1UPはしないぜ?」 会話がかなりずれている。 ともかくそのキノコは半分に切られているため、恐らく、半分は 彼女が食べるのだろう。 そのキノコ、味は普通だった。 普段食べているキノコと何ら味は変わらない。 無論、生で食うわけもなく、焼いて食べた。どこかの配管工兄弟は 生で食っているらしいが。 「ほら、薬」 永遠亭まで行って、わざわざ薬を貰ってきたらしい。 それにしても、小さくなった魔理沙に違和感を持たなかったのだろうか? 俺なら多分、持つけど。 薬は普通の錠剤だった。 苦い。苦しい。喉が痛い。 さっきのキノコとは大違いだった。 「さ、寝るぜ」 「は?」 「このキノコの効果が現れるまで時間がかかるんだ。だから寝て待つ」 そう言いながら、魔理沙は俺のベッドに入り込んできた。 「…おい。何考えてるんだ?」 「はぁ、お前もうるさいなぁ。第一、お前は病人だろ?病人は寝るもんだぜ」 「風邪がうつるぞ」 「その時はその時だぜ」 帽子を取ってわきに置く。そして俺の枕を取ると、勝手に横になった。 添い寝という奴か。 「…俺が襲うとか考えてないのか?」 「お前なら襲わないぜ。それに、この姿で襲ってもしょうがないだろ?」 それもそうだ。 そんな背徳的すぎる事、チキンな俺には出来そうもない。 「それに、お前じゃなかったら、私もこんな事しないぜ」 「はいはい…お休みなさい」 最後の一言はかなり嬉しかったが、あえて顔に出さないようにして 俺は目を閉じる。 「ん…」 最後に魔理沙は俺にキスをした。 こんなことなら、たまには風邪や、変なキノコも悪くないかもしれない。 後書きと言う名の遺書。 とりあえず、リクエストにお答えして書いたものです。 587の方が、ひらがなでまりさと書かれたので、 敢えて身体を縮ませました。 …別に他意はありませんよ? そして、巷の看護ブーム(?)によって看護ネタです。 587の方、期待していたら申し訳ありません。 自分の力量ではこのくらいが精一杯でした。 それでは次は霊夢を書こうと思います。 多分、今度は看護ネタじゃないと思いますけど…看護ネタで見たい人っているんですかね? 是非に看護ネタでという人はどうぞ。 いざとなったら、今暖めているネタと同時に書きますから。 1スレ目 633 ─────────────────────────────────────────────────────────── 637 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 13 09 25 [ 6tVzlnh6 ] 魔 理 沙 と で き ち ゃ っ た 結 婚 し た い 642 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 21 01 24 [ JZA.osNU ] 637 魔理沙「あー、なんだその、責任は取るぜ?」 643 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 21 20 37 [ 6tVzlnh6 ] チガウチガウ!俺が責任をとるんです 645 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 02 03 20 [ 2pdjPE8U ] 「魔理沙、あなたおめでたよ。」 「「は?」」 数時間前、魔理沙が気分が悪いというので永琳さんを呼んで診てもらった結果がこれだった。 思わず魔理沙とハモってしまった。 確かに俺と魔理沙は付き合っている。付き合っているからそのゴニョゴニョなこともあるわけだが・・・。 まさか妊娠しているなんて・・・。 「そっか・・・、子供か・・・。へへへ・・・」 魔理沙はいとおしそうにお腹を撫でている。 こんな姿みたら覚悟決めないとだめだよなぁ。 「なぁ、魔理沙。えーと・・・その・・・け・・・結婚しない・・か?」 言ってやった言ってやった。 「何言ってるんだ?」 え、なにその反応。 「こっちははあの時からずっと一蓮托生のつもりだったんだがな。」 そういって屈託なく微笑む。 「そうだな、そうだよな。これからもよろしく頼むよ、魔理沙。」 「それはこっちのセリフだぜ、紅魔館だけじゃなく、たまには家も片付けに来てくれよ?」 「それは勘弁こうむるぜ。」 魔理沙をやさしく抱きしめる。 逃げて流れてこんなとこまで来てしまったけれど、大丈夫。魔理沙がいるならもうくじけることはない。 随分短いけどこれでよかったか? 637 最後の一文は締めたかっただけで、あまり意味はないでs(マスタースパーク 1スレ目 637 642-643 645 ─────────────────────────────────────────────────────────── 魔理沙妄想。 「よぅ、遊びにきたぞ」 「……毎度毎度毎度毎度言ってるんだけどな、魔理沙? 家壊すな突っ込んでくるな一言くらい詫びろっ!!」 「私の魔砲で壊れる家がヤワなんだ。お邪魔ー……しようにも家が無いな」 「…………また立て直すのかよ……」 * * * * * 「いやー。悪いな晩御飯までご馳走になっちゃって」 「確信犯だろお前。しかも勝手にご飯よそうな! 普通お代わりって自分でやる!? ってか大盛りだし!! 三杯目だろ!!」 「うるさいなー。育ち盛りなんだよ。ほら、お前も食べな」 「……いやそれ俺の米なんだけど。ついでに言えば焼き魚も」 「これは私の勝ち分だ。いやー、弾幕ごっこっていいな♪」 「二度とやんねぇぞ。このクソ餓鬼……」 「マスタースパー……」 「ごめん悪かったからソレはやめてソレだけはやめて」 * * * * * 「おー、ぬくぬくだぜー」 「……毎度にして最大の疑問なんだが。どうして俺の寝床に入ってくるんだ?」 「私は冷え性なんだよ」 「俺もそうなんだけど……って、擦り寄るな!!」 「へへん、照れるな照れるな。うりうりー」 「っこのっ!! こしょこしょこしょこしょ!!」 「だ!? あはっははははは苦しい苦しいやめれー!!」 「弾幕ごっこの負け、ここで晴らす!」 「なにをー!!」 * * * * * 「…………なぁ、もう寝たか?」 「どした」 「あのさ」 「なんだよ」 「好きだって言ったら……どうする?」 「……とっとと寝ろマセガキ」 「私は餓鬼じゃない」 「…………」 「餓鬼じゃ……ない。私だって……女、だぜ」 「……あー、そうかそうか」 「分かればいいんだ。で、答えは?」 「…………俺も好きだ」 「両想い成立だぜ♪」 「いいから寝ろ」 * * * * * 「むにゃ……すきだぜー」 「ぐー……おれもだ……」 目指したのはぜんぜん恋愛してない恋愛。 …… 766氏には遠く及ばないことを実感した。 1スレ目 781 ─────────────────────────────────────────────────────────── @ @ @ @ @ @ 本屋 @ @ @ @ @ @ @ いつもと同じ静かな朝、そこに彼女はやってくる。 「メイド小隊A,B、ゆけー!」 ワー、キャー、ドスン、ドガン 「駄目です!抑えきれません!」 遠くでそんな声が聞こえる。にしても毎日ご苦労なこった。 「くそっ!黒い悪魔はゴキブリか!?」 いや、聞かれましてもね、人によっては違うと思いますけど。なんて思いながら俺はゆったりと仕事をやっていた。 ここは紅魔館の中の大図書館。大図書館なんていうけどその広さはどこぞの神社よりも広いかもしれない。外見は神社以下だが。 そこで俺は本の整理をしている。元々本が好きなのであまり苦にはならなかったけど。 思えば、外からやってきた右も左も解らない俺を助けてくれて、今ここに住まわせてもらっているレミリア様と咲夜さんには感謝している。 助けてくれなければ妖怪にでも食べられていただろうか・・・。 それはともかく、朝から聞こえた騒々しい音が止まった。 次に来るのは決まっている、その先を考えてため息が出た。 扉が勢いよく開かれた。こんな空け方をする人妖は紅魔館にはいない。・・・・・・例外はあると思うけど。 扉の方を見てみると、金色の長い髪に色白の肌、それと黒と白だけの服と帽子。 一見するとフランス人形の様に見えなくも無いが、黒と白の服でそのようにはあまり見えなくなっている。 「また来たの?」 この図書館の主、パチュリー様のいつもと同様の言葉、返って来る言葉はいつも同じ。 「また来たぜ」 そういいながら本棚から本を物色する。俺はため息をついて 「見るのは別にいいけど、毎回毎回散らかさないでくれ。片付けるのが大変なんだ」 毎回毎回散らかして、その上何かを持っていくんだから手におえないったらありゃしない。 そりゃあ蚊取り線香で毎回やられるリグルも切れるって。関係ないか。 「努力するぜ」 絶対しないな、こいつ。家の片付けもろくにしない人間ができるものではない。 「これと、これと・・・あとこれだな」 三冊を選んで図書館に一つしかない机に持っていく。それ以外にもあるがそこは図書館ではない。個室である。 「ほら、何してんだ?さっさと仕事しないと終わらないぜ?」 魔理沙を見ながら考え事をしていた俺に魔理沙はそっけなく言った。俺は我に返って適当に「ああ」と、答えた。 っていうか仕事が終わらないのは、あんたのせいなんだがな。 「あ、そうだ。○○、紅茶くれ」 「・・・はいはい、わかったよ」 「私のもお願い」 この本の虫型魔法使いは・・・。まぁどうせ命令だろうし、逆らったら焼かれるな。そう思いつつ紅茶を取りに行った。 「ふああ・・・、おはようございますー」 眠たそうな挨拶とともに、小悪魔がやってきた。前の時に「あんまり寝ていない」と話していたので手伝ったら、それ以来仕事のほとんどが俺に回ってきた。 「ん、おはよう。今日はA-300の本の整理だっけ?」 ここの図書館は広すぎるのでA-Zと1-500までの組み合わせで位置訳をしている。しかもまだまだ増える予定らしい。鬼か。 「・・・たぶん。それじゃあいってきま~す」 あれは絶対寝ぼけてる、足フラフラだし。水でもかけてやろうか。 「お~~~~~い!まだか~~~~!?」 おっと、そうだった。まずこっちが先だな。俺は急いで魔理沙たちがいるところへ向かった。 「遅い、遅すぎて死ぬかと思ったぜ」 「そんなことがあるのかしら?」 「あるぜ、たまにだけどな」 「あら、ぜひ聞いてみたいわね」 発言に突っ込みを入れたりトゲを入れたりしながらパチュリー様と魔理沙は紅茶を飲んでいる。 さて、俺はそこら辺で休むとするか・・・。極稀に来る暇な時間はすべて休憩に当てるのが俺流だ。意味無いけど。 「あ、そうだ。どうせならここで一緒に紅茶を飲みながら休むか?」 「いえ、お断りさせていただきます」 魔理沙の近くで紅茶を飲んだらどんな薬品を盛られるかわからん。前の時は犬耳が生えたな。あの時は咲夜さんに殺されかけたな。 なぜか俺が、だが。それはもう鬼神のようで・・・トラウマトラウマ。 「そういえば、なんで俺に紅茶を淹れさせたんだ?咲夜さんの方が、美味しいじゃないか」 ただ淹れるだけなら誰にもできるが、不味いよりは美味い方が良いだろう。 「あー?なんとなくだ」 「なんとなくで、淹れさせる人がいるかしら?」 「ここに居るぜ?」 また下手すれば弾幕ごっこスレスレの話がはじまったので意識を別のところに移す。そこで 「○○さ~ん!ちょっと来てくださ~い!」 遠くから普通の人では全く聞こえない音量の小悪魔の声が聞こえた。ここ幻想郷に来てから、凄く耳が良くなった。犬耳が原因だったりして。 とりあえず、ほんの少しの休み時間を惜しみながら暗闇の中へと進む。 「えっと、これをD-480までお願いしますね」 「ん、わかった」 と言われて渡された十冊の本。これじゃあ前が見えないです、鳥目以下。BGM ~もう本しか見えない~ つってもこれは仕事なのでやらなければいけないんだよな。 それで、運んでいってちょうどB-480に差し掛かったところで 「○○~。『メルランのめるぽと力の関係』を持ってきてくれる~?」 「そんな声じゃ、聞こえないと思うぜ」 残念ながら聞こえています。小悪魔と話しているときも聞こえていたんだけど。 あの本は確かSの・・・200だっけか?遠いなぁ・・・。 まずはこの本から持っていかないと、本気で。出ないと消し炭にされて浄化されてしまう。 「お、本当に持ってきたんだな。ってことは、聞こえていたのか」 「だからいったでしょ、たとえでは無しに地獄耳はいるって」 失礼な、俺の聞こえる範囲ではここから地獄まで聞こえるほどよくはない。 「たとえよ、たとえ」 俺の心を呼んだか読まないか、そんな事を言った。ちなみに魔理沙は俺が持ってきた本を読んでいる。 「ふむふむ、ワーハクタクも稀に暴走する・・・か」 なんか題名と全く違うんですけど。 「さて、そろそろ帰るかな。パチュリー、これ借りていくぜ」 「持っていく、の間違いじゃない?」 「じゃあ持っていくぜ」 「持ってかないで~」 どっちですか。何て思いながらも仕事に戻る。あの本は返ってくるのか解らんな、なんて考えながら。 夜だろうと昼だろうと図書館には関係無い。窓なんて無いから。パチュリー様曰く、紫外線は本の天敵らしい。 そういえば、ここ最近外に出てないな、何て思いながら咲夜さんが作ってくれたご飯を食べる。うん、不味いもう一杯って言おうとしたら ナイフが頬を掠った。あっちの方が地獄耳だわ。それはともかく最近食べる時間がなくなって租借が早くなったのは内緒だ、なんとなく。 「毎日毎日ご苦労様ね」 後ろから声をかけられたので振り向く。そこには幼いながらも威厳というかオーラらしきものが漂う、レミリア様であった。歩く音は前から聞こえていたけど。 ついでにレミリア様を見て、今が夜だという事に気付いた。 「いえ、コレが仕事ですから」 「そういえば、寝てる?あなた最近寝てないでしょ」 「でも、なれちゃいましたよ」 それでもたまに眠気が来ることがあるが、その時は根性で。 「慣れって言うのが一番怖いのよ。時にそれが命取りになるかもしれないから気を付けることね」 そのあと「それじゃ」といって出て行った。とりあえずは俺を気遣ってくれた、そう解釈していいのか? そうだな、今は仕事もないし。たまには寝ておこう。 眠気はなかったがベッドに入ったらすぐに意識が切れた。 @ @ @ @ @ @ 本蟲 @ @ @ @ @ @ 今俺は魔理沙に頼まれて一番遠いところ。つまり、Z-400まできている。まったく、読みたいって気持ちもわからんでもないが もう少し近いところにしてほしい、っていうかなんで知ってんだ。 えっと、『幽々子の胃袋は宇宙』は・・・あったあった。 「んで、パチュリー。少し頼みがあるんだ」 「何?アナタからの頼みごとなんて珍しいわね」 遠くからなのではっきりとは聞こえないが声が聞こえた。面白そうだったので少し聞いてみる事にしてみる。 「少し貸してほしいものがあるんだ」 「借りていいものと悪いものがあるわよ」 「実は、・・・だ」 ん?よく聞こえなかったな。 「あなた、それは論外よ。人に聞くもんじゃないわ」 「それでも許可が必要、だろ?」 きょ、許可!?あの本なんて有無を言わさずに持っていく魔理沙が許可だと!?幽々子が小食になるくらいおかしいよ! 「そうね、駄目かしら?」 「そうか・・・」 少し残念そうに言った。・・・ように聞こえた。 「でも、・・・・・・・だし」 いまいちよく聞こえない。元々小声だし。 「そうか!?じゃあそうさせてもらうぜ」 「犯行予告はあんまり言わないほうがいいと思うわ」 「犯行じゃないから関係ないぜ。それよりも・・・、おーい!まだなのかー!?」 あ、終わったか。これは探るのはやめた方が良いな、そう思いながらパチュリー様のところに向かう。 「遅すぎるぜ。もう少し早くならないのか?」 「そうだな、魔理沙がもう少し近いところを選んでくれれば早くなるな」 なんて言いながらも本を渡す。すると魔理沙は申し訳無くなさそうに。 「あ~、すまん。用事を思い出したから私は帰るぜ」 そう言って愛用の箒を持ってそそくさと外に出た。・・・俺の苦労は? 「丁度良いわ、○○。あなたには重要な仕事があるのよ」 「な、なんですか?」 重要な仕事って・・・魔道書の封印解いてその中の魔物を倒すとか?そういうのは小悪魔にやらせましょう。 「簡単よ。それは」 そう言って言われた仕事が、神風特攻隊よりも酷い仕事だった。 「あの本一万冊を、書いてあるところにしまって頂戴」 ぜぇ、ぜぇ。こ、コレで何往復目だろう・・・。結局一万冊といわれた量に唖然として、流石に一人では無理だという事で小悪魔と一緒に やら何やら反論して一緒に仕事をする事になったのだが、小悪魔も丑二つ時には寝てしまい、残り百冊を一人という、まだできる仕事になったわけである。 次第に数が減っていき残り十冊前後!ってところで来客が来た。 ガチャ「よう」 いや、「よう」じゃ無いって。何で魔理沙がここに居るの?良く見ると少し変だ。 「ちょっと来てほしいんだが・・・いいか?」 「来て欲しい?なんで?」 「なんでもいいだろ。YESかNOか、半分かだ」 たぶん半分は無いだろう。まぁ残り十冊だし、いいか。 「ん、まぁ別に良いよ」 「そうか!よし、それじゃあ善は急げだ!」 「うわっ!」 急に俺の腕を掴み箒に乗ってそれはもうブレイジングスターをぶっ放す勢いで紅魔館の廊下を進んでいく。 「ちょ、ま、りさ。い、くっ、てど、こ、へ?」 「決まってるだろ?外さ」 いやいや魔理沙。決まっては居ないと思うぞ? @ @ @ @ @ @ 恋色 @ @ @ @ @ @ 「はー、こうやって久しぶりに見ると星が綺麗だなー」 今俺は魔理沙につれられて紅魔館の屋上の上の箒、つまりは空中にいる。 「お前、最近外出てなかったのか?」 「見てれば解ると思うが?」 「え、あ、そそ、そうだな」 なんや今夜の魔理沙は変だ。 「それで、なんで俺をここに連れ出したんだ?」 「ん?ああ、それはだな・・・」 そこでいったん区切って、口を開けたり閉じたりしながら「あ、ええと、そのだな・・・」なんて言ったりする。早くしてくれ。 「ああ、もう面倒だ!いいか、よく聞けよ?単刀直入に言わせてもらうぜ」 なんかもったいぶった言い方に思わず息を呑む。 「私は・・・・お前の事が好きだ」 正直驚いて何がなんだかわからない。なんだって魔理沙が俺のことを好きだって?ハハハ、冗談はよしたまえそんな事がありえるわけ。 「ほ、本当だ!はじめてあった時から・・・・好きだったんだ」 「な、何で?」 頭の中がショートしている状況でようやく食いえた言葉がこれ。理由がわからなければ人に聞くべし。 「ななな何でって・・・。解らないんだよ!けど、なんか見るたびに胸がこう変な感じにだな・・・え、ええとそれと なんだ、なにかと・・・恋をしている感じ・・・なのか?」 いやいや、聞かれてもね?してないから実際わからないんだよ?なんて俺が返答困っていると。 「で?答えは?」 こっちに顔を真っ赤にしながら近づいて聞いてきた。お、落ちるって。 「こ、答えって言われても・・・」 「今言え。今言わなければ落とした上にマスタースパーク打ち込んでなかったことにしてやるぜ?」 それだけは絶対嫌だ。けどもう心の中では決まっていたのかもしれない、あとは言語化するだけど。 「そうだな、俺の答えは・・・・・・ノーだ」 「えっ・・・」 そう言って、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした魔理沙に、軽く口付けしてこう言った。 「なんて言うわけ無いだろう?・・・俺も、もしかしたら魔理沙のことが好きだったのかもしれない」 「・・・・・・よ」 「よ?」 「・・・よっしゃーーーー!!」 「うわっ!お、落ちるって」 無邪気に大声を出してはしゃぐ魔理沙。落ちる、死ぬ。 「決まりだな!決まりなんだな!」 「男は一度言った事を曲げないさ」 「っしゃー!」 横で騒ぐ魔理沙を軽くスルーしながら辺りを見る。そこで良いものを見つけた。 「魔理沙、あれ」 「ん?おー」 目の前に写るのは眩しい日の出。 「こういうのもいいかもな」 「どういうことだよ」 「さあね」 そんな何気ない会話をしている遠くで 「若いって良いわね・・・」「急に老けないでください。それに日が出てきましたから、館に入りますよ」 そう聞こえた気がした。 happy end 「・・・・・・・・・・あ」 「どうした?」 「・・・・仕事、忘れてた・・・・」 happy end ? @ @ @ @ @ @ 蛇足 @ @ @ @ @ @ 「それじゃあ○○は私が持っていくぜ!」 「持ってかないで~」 「なんだよ、良いって言ったじゃないか」 「私は言ってないわ」 「こういうの早い者勝ちだぜ?」 「意外とそうでもないわ」 「なんだ、やるか?」 「今日は喘息の調子が良いわ・・・」 「ハハハ、まいったな。・・・・逃げるか」 ガシッ! 『逃がさない』「ぜ!」「わよ!」 「この鬼ーーーーー!!!」 「へくしょんっ!!」 1スレ目 783 ─────────────────────────────────────────────────────────── 1 「しかし、お前が私のうちに来るなんて珍しいな。明日は雪だ、洗濯は控えにゃ」 キッチンのほうから声がする。 指先で弄んでいたマジックアイテムをテーブルに置いたのと、魔理沙がを持ってきたのはほぼ同時だった。 「そういう迷信を信じるなって。……それにしたって、この部屋、いや、もはや家中だな、少しは片付けようという気にはならねぇのか?」 そこら中に魔理沙の蒐集品が散りばめられているので足の踏み場どころか人間の暮らせそうな場所もない。 こういう場所こそ、あるいは混沌と形容すべきなのか。 「こういうの、『生活感がない』っていうんだろ?」 「ベクトルが真反対だけどな……」 差し出されたマグカップを受け取ってコーヒーを啜る。 ……コーヒー吹いた。 苦い、熱い。もともとコーヒーとはそういうものではあるが、これはどっちの限度も軽く二百由旬は超えている。 何の意趣返しだこれは。どこの世界にこんな煮え立った地獄の釜のようなコーヒーを飲む奴がいるんだ。 とりあえず人間の飲むものではない。そうかこいつ魔砲使いだからか。 「……で、その珍しいお前が来たということは何か面白い話でもあるんだろう?」 どういう発想をしたらそうなるんだ。 まあ実際俺も用があったから来たわけなんだが。 「紅魔館の門番の武勇伝かドジっ子メイド・マジ狩る☆咲夜ちゃんの話。両方実話」 「ありえないな」 軽い冗句を一蹴。さすがに厳しい。つーか根本から嘘だし。 「いや何、お前の顔が見たくなってな」 「面白くもない冗談だな……で、どうしたんだ?」 これもダメ。俺はもはやあきらめに近いものを感じ、ストレートに切り出すことにした。 瞬間的に魔理沙は凍りつく。 取りそこねたコーヒーカップが落下するが、テーブルの低空をさまよっていたのが幸いした。 「……はは、すまないな、聞き逃しちまった。もう一度、言ってくれるか?」 「帰るって言ったんだよ」 今度ははっきりと。口ごもる様なへまはせず、言葉の内部には拒絶を内包して。 「どういうことだよ……。ずっと、ずっと一緒だって、言ったじゃないか!!」 後ろ半分は涙声になりながら、叩き割らんかの勢いでテーブルに両手を叩きつける。 コーヒーメーカーが揺れ、カップが落下し甲高い音を立てて砕けた。 それでも俺は動じない。動じてはいけない。感情を殺せ。 「はぁ? まさか本気にしてたのか? おいおい、これだからガキは嫌なん……」 と、言い終わらないうちに軽快な音とともに左の頬に盛大な衝撃。ぐっと足を踏ん張って衝撃に耐える。 ゆっくりと魔理沙に視線を戻すと、やはり彼女は、泣いていた。 「……さっさと外でもどこでも帰っちまえよ!! この最低のろくでなし!!」 最後はもう絶叫に近かった。 これで良い。 「ああ、言われるまでもねぇよ。じゃあな。こんな男、さっさと忘れちまえよ?」 これで思い残すことなく現実へ帰れるのなら、安い痛みなのだ。 2 翌朝。 気分を害する程の快晴である。 吸血種であるレミリアお嬢様には昨晩のうちに挨拶を済ませておいたので、後はこの部屋を引き払うだけである。 紅魔館執事としての生活も、悪くは無かった。と思う。 「……さて、と。こんなもんか」 来た時よりも美しく整頓された寝室。 俺のような流れ者には私物はほとんどないが、幾つか愛着のある品物はある。 そういったものを小さな鞄にまとめていると、ふと一つの写真立てが目に留まった。中身は烏天狗の新聞記者に頭を下げて撮ってもらったツーショット。 恥ずかしそうにはにかむ俺と、もう俺には直視できないほどの眩しい笑顔で俺の首にぶら下がる魔理沙。 フラッシュバックする、昨日の出来事。 ……もう俺には不必要なものだろう。そのまま写真立てはチェストに伏せる。 「あら、そんなもの置いてかれても困るだけよ」 後ろから声。部屋に入ってくる気配もさせないのは当然だろう、彼女は時間を止めるのだ。メイド長、十六夜咲夜がドアのすぐ側に立っていた。 「そう言われても、俺にも不要なものなんですよ」 「ふーん。……なら、どうして今まで置いてあったのかしら?」 彼女のナイフが問答無用に、一片の容赦もなく心を貫き、抉る。 この人はっ…… 「単なる気まぐれですよ。ここに残していくものは好きに処分してくれて構いません」 「ええ、解ってるわ。だからこの写真は貴方の鞄へ」 「……勝手にしてください」 「勝手にしたわ」 そう言い終るが早いか、彼女の姿は消えていた。 多くの関係者に丁寧に別れを告げ、大きな紅い門をくぐると、いつものように門番は門柱に寄りかかっていた。 「ああ、帰るって本当なんだ。……門番隊に引き抜こうと思ってたのになあ」 「勘弁してくださいよ。不老不死でもない普通の人間なんだから、いくつ身があってももちません」 この人もいい人だった。気を使う程度の能力は平坦に読まねばならないだろう。 「お嬢様は冗談だと思ってたみたいだけど、私は本気だったよ? なんだかんだであの白黒とまともに渡り合ってたのはアンタと咲夜さんくらいだったし」 私の面目なんてないよねー。と困ったように笑いながら頭をかく。 「そういえば、アンタ、あの白黒が来たときはえらく嬉しそうに迎え撃ってたよねぇ」 その無邪気にも取れる笑顔が今、この一瞬はどれほど憎く感じられるだろう。 「……渡り合えたのはスペルのお陰ですよ。それに、仕事は多少難しい方がやりがいがある」 心象の変化を気取られぬように、出来る限り感情を殺して言う。 「成る程ね。確かに私のと違って地味だけど、アンタのは実用一点張りだもんなぁ。私も少し考えた方がいいのかな?」 解っているなら改善すればいいのに。……とは言ってもあの色とりどりの弾幕を棄てるのは惜しいと思うけど。 「ん、じゃあ、これ使ってくださいよ。どうせ外に戻れば紙くずも同然になりますから。使ってもらえるのが美鈴さんなら本望だ」 といって、内ポケットから数枚のカードを取り出す。 トランプ大の大きさのソレは、俺がこの館に就職した後に作ったスペル。 最も愛着のある品物ではあるのだが、幻想が力を失う外の世界に持っていくよりは、幻想は幻想のまま置いていくのがいいと思ったのだ。 「他人のスペルを使っても効果が薄まるわけでもないしね。……うん、ありがたく使わせてもらう」 「それじゃあ、俺はこれで」 大橋をゆっくり歩き出す俺に、美鈴さんはずっと大きく手を振っていた。 俺は一度だけそれを確認すると。踵を返して二度と振り返らなかった。 3 「よう、大嘘つき」 「なんだ酔っ払い」 大橋を越えて紅魔湖の岸に着くと、見えないところから伊吹萃香が話しかけてきた。 一瞬で目の前に現れる咲夜さんとは違ってこれはこれで気味が悪い。 「そもそも何で俺が嘘つきなんだよ」 「そりゃそうさ。アンタは人間として一番いけない嘘をついているんだ」 背中を縦横無尽に駆け巡る寒気。 これ以上は聞きたくない。 やめろ、耳をふさげ それを聞いたら俺は―― 「アンタは、自分の心に対して嘘をついているのさ」 心を覆う硬い殻にヒビが入る。 全てを見透かされたかのような悪寒。 姿は此処に居ないのに、これほどまでに感じる威圧感の前では、どんな虚言空言も灰塵と帰すだろう。 「仕方ないだろう……」 震える言葉を必死でつむぐ。 「『貴方が居ると幻想郷の秩序が崩れてしまう。幻想郷で生きられるのは幻想だけなのよ』なんて言われたら……」 自分が居ることによって彼女に害が及ぶのならば、潔く身を引くほうが良いと思ったのだ。 しかし 「……大丈夫。アンタはもう十分に幻想だよ。スペルを撃って、妖怪と互角以上に戦える。そんな人間が外にゴロゴロしてるかい?」 そんな不安をこの子鬼は、まさに一言で吹き飛ばしてしまった。 萃香はいつの間にか俺の前に現れて、あきれたような顔で腕を組みこちらを見ていた。 「大体さ、紫の言葉なんて話半分に聞かなきゃダメなんだよ。さあ、魔理沙のところへ行ってやりな。紫には私と霊夢から話をしておいてあげる」 走る。走る。野を越え、川をまたぎ、走り続ける。俺を浮かせる熱を動力に足は動き続ける。 ここは魔法の森。うっそうと木々が繁茂し、太陽が最も精力的に活動する昼でも、なお地表から大半の陽光を奪う。 薄暗い森の中をひた走る。目的地は解っている。後は到着が早いか遅いか。 「ねーねー」 頭上から降って湧いた呼びかけに思わず足を止め、自分の愚かさに思わず口元が苦笑にゆがむ。 どうやら俺は、とんでもないことを忘れていたらしい。 ここは魔法の森。うっそうと木々が繁茂し、太陽が最も精力的に活動する昼でも、なお地表から大半の陽光を奪う。 「貴方は食べられる人類?」 魑魅魍魎が住み、妖怪が跋扈する森に俺が一人で中へ入っていけば、それは彼らにとって食事と同意義だろう。 「さあな。食あたりしても知らんぞ」 森に入って十分弱。残りの行程と体力を考えれば、撒き方しだいで十分逃げ切れるだろう。 手持ちの中で最も相手を束縛出来るスペルを選ぶ。 カードを内ポケットから取り出し、宣言する。 この魔力にあふれる森の中なら、俺の能力も存分に発揮できる。 「樹海『ロスユアウェイ――――」 あれ? 内ポケットに入れてあるはずのスペルが、無い。 仕事中はもとより、外出するときでも必ず持っているのに……。 『ん、じゃあ、これ使ってくださいよ。どうせ外に戻れば紙くずも同然になりますから。使ってもらえるのが美鈴さんなら本望だ』 この光景は今でも鮮明に思い出すことが出来る。当然である、つい小一時間前の回想なのだ。畜生、誰のせいだ。 自己嫌悪に陥る暇も無く、横合いから滅茶苦茶な振りの右腕が襲い掛かる。 抵抗する手段すら持たない俺は、不本意ながら完全な狩られる側に回ってしまった。 後ろに飛んでかろうじて身をかわす。 刹那遅れて、その細腕にはあるまじき轟音とともに、俺がいた場所を正確に破壊するために盛大に空振る凶器。 「一食いで人食い~」 どこの戯言ですかそれ。あんなものをまともに受ければ食われるとかそういう話の前に俺が消し飛んでしまうのではないだろうか。 素手では抵抗できない。しかし、だからといってただでは死んでやることもできない。今の俺には目的がある。 4 男が森の中で宵闇の妖怪と死闘を繰り広げるころ。魔理沙はベッドの上でひざを抱えて、鬱々とふさぎ込んでいた。 普段の傍若無人、疾風怒濤の様子と違い、明日にでも世界が消滅しそうな雰囲気さえ醸し出している。 もちろん理由は昨夕の一件にある。あの男が放ったたった一言の言葉は魔理沙を失意と絶望のどん底に叩き落すには十分すぎるほどの破壊力を持っていたのだ。 男が空気に耐え切れず家を去った後からずっとこの調子である。 彼女には、何故自分がここまで苦しんでいるのか解らなかった。解らなかった、が、この吐き気がしそうなほどのストレスは確かに彼女が今まで味わったことのない極上品だったのは間違いないだろう。 「よう。まるで沈没船みたいじゃないか」 漂っていた極薄の妖気が集まってどこからとも無く伊吹萃香が姿を現す。 散らかっているのもお構い無しに部屋の真ん中に胡坐をかいて座ると、さも当然といわんばかりに一杯やりだした。 「……なんだよ、アル中の出歯亀」 心なしか、彼女の軽口にもトゲがあるような気がする。 「なに、出歯亀だからね。最新の知らせを持ってきてやったのさ。……良い知らせと悪い知らせ、どっちを先に聞きたい?」 「……どっちでもいい」 魔理沙の目に光は無く、その声に覇気は無い。 声には微かだが、しかし、はっきりと解る苛立ちが含まれていた。 「おいおい、つれないねぇ。じゃあ良いほうから聞かせてやるよ。……あの男は外に帰らないってさ」 いままでうずくまった形の銅像の様だった魔理沙が、一瞬、凝視しないとわからないほどの反応を見せた。 「そんな奴、知らないな。……もう、私には関係の無いことだ」 魔理沙の言葉は無視して萃香が続ける。 「次に悪い方だ。あいつは今全速力でここに向かってるよ。でも、途中で妖怪につかまってたね」 もう一度。今度はそれとわかるほどの、明らかな反応。 「……どういうことだよ」 「あいつは自分の気持ちに気付いたんだ。いや、むしろ始めから変わっちゃいなかったんだ。ただ、少しその気持ちが強すぎただけ。……さあ、今度はあんたの番だよ、魔理沙」 それを聞いて、不意に涙がこぼれた。 先ほどまでの悲しみを満たす涙ではなく、喜びから芽生える涙。 アイツは自分のために率先して悪役の衣をまとっていたのだ。 自分がいなくなっても大丈夫なように、あえて自分から離れるように仕向けたのだ。 「で、どうするんだい?」 呑むだけ呑んで満足したのか、床に散らかった蒐集品を無造作に手で除けると、横になりながら訊いた。 「……決まってるだろう?」 魔理沙は勢いよく立ち上がって二・三度袖で涙を拭くと、外へ駆け出してゆく。――もちろん右手には彼女の愛機(箒)を持って。 箒にまたがりあふれんばかりに魔力を注ぐ。逆立つ穂の一本一本に魔力が充填されていく。 外へ外へと向かいたがる魔力を十二分に凝縮するとともに限界まで加圧し、一気に吐き出すその推進力から生み出されるスピードはまさに、幻想郷最速。 「彗星『ブレイジングスター』!!」 そして高らかにカード宣言。 一条の光の矢となった彼女の瞳に憂いは無く、その言葉に影は無い。 問1:次の式を解け (1)人間-スペルカード =餌 5 さあ絶体絶命である。 死の間際かもしれない状況でこんな冗談を考えられるくらいだから俺も結構危機感が無いのかもしれない。 やれることは全てやった(と思う)。 この容姿端麗な妖の類は、その少女の姿からは想像もつかないような腕力で俺を組み伏せると、恍惚の表情を浮かべ――恍惚の表情を浮かべ――ること十分弱。 こいつは一体何をしているのか。 「あの……つかぬ事をお尋ねしますが……一体何をしているのでしょうか?」 解らないことがあったら人に訊く!! ただしひたすら腰は低く。これ、世界の真理也。オトナとはへりくだる事と見つけたり。 「えー? 久しぶりの人肉だから、どうやって食べようか考えてたの~」 ……どうも見事にピラミッド大の墓穴をスコップ一丁で掘った気がする。絶対コイツ人の命を転がしてたいそう楽しんでやがる。 「煮て良し、焼いて良しな俺だけどたたきは止めて。ワサビがしみる」 「でも決めた。やっぱり丸かじりに決・定!!」 彼女の目は一段と輝きが増し、押さえつけられて紅い爪が食い込んだ腕の皮膚がぷっつりと裂けたのが感覚できた。 「それじゃあ、いただきまー……」 突然、突風のような魔力の奔流が洪水となって俺を飲み込んだ。 そして食前の挨拶は言い終わることなく、俺の上に乗っかっていたものは瞬間的に消失した。目を見開いていたにも関わらず一体何が起こったのか把握できない。ただ一つ言えるのは――とんでもなく速い何かが目の前を通り抜けていったということだけ。 「よう。何寝てるんだ?」 あまりの眩しさに視力が落ちている。俺の枕元に誰がしゃがんでいるのか解らない。 姿ではわからないけど、この声と口調、どうして忘れることができるだろう。 「おい、何で泣いてるんだ!? さっきのでどこか痛めたか?」 声を聞いた途端、突然涙が溢れてきて止まらなくなった。 涙腺の緩むままに、恥も外聞も棄てて、嗚咽を漏らして、泣いた。 「……もう、会えねぇかと思った。もう一度会えないまま、死にたくなかった……」 上半身を起こし、ゆっくりと目を開けて体後と彼女の方を向く。だんだんと視力が戻ってきているらしい。涙のせいか光のせいか、まだ薄らぼんやりしている視界に彼女を捕らえ 「なあ、こんな俺だけど、ずっと一緒にいてくれるかな?」 「……私でよければいつまでも一緒にいてやるぜ?」 俺の些細な勘違いで反故になってしまった約束をもう一度、交わした。 そしてどちらからともなく目を瞑ると、そのままゆっくりと唇と唇が触れた。 了 おまけ 「……そこよ!! いけ、押し倒せ!!」 …………ありえない声に目を開け、仰天してそっちの方向を振り返る。 後方数メートルの至近距離に、ぱっくりとスキマが開いておりましたとさ。 「……なにやってんですか」 「あら? 私を起こしておいて『やっぱりなかったことに』なんて言うんだからこれ位は役得じゃない?」 黙れ年増。お陰でムードもへったくれもあったもんじゃない。 「大体……アンタだけならともかく、これじゃあ幻想郷勢ぞろいじゃないですか」 スキマ妖怪の隣には白玉楼の亡霊嬢が扇で顔を隠しながらも目はしっかり笑ってるし。 人形遣いと庭師と図書館の主と月の兎と美鈴さんは、顔を真赤にしながらも食い入るようにこっちを見つめているし。 巫女とレミリアお嬢様と咲夜さんはあきれた様子で緑茶を啜っている。貴方達は幻想郷の最後の常識なのですね。 ……でも最初に『押倒せ』って言ったのは咲夜さんだろ。 こちらからはこれ以上伺えないが、きっとほとんど集められているに違いない。 「まったく……プライバシーの欠片も無いのかよ、なあ、魔理沙」 魔理沙のほうを見返す。……と。下唇をかんで小刻みに震えている。 構えられたミニ八卦炉がオーバーフローを示すかのようにウォンウォン唸っている。 魔理沙も顔を真っ赤にして怒りのオーバーフローを示すかのようにフーフー唸っている。 「ちょっとまて!! その角度だと俺にも当た……」 「他人の恋路を邪魔する奴は……魔砲に撃たれて地獄へ堕ちろぉぉぉぉ!!!」 恋心『ダブルスパーク』 ギャー おしまい 後書きにかえて キャラがいっぱい出ているのは仕様です。 めっちゃ時間がかかった。 半分くらいはテンションに任せて一気に書きなぐったけど……疲れたorz このスレと住人に幸あれ。 1スレ目 882 ─────────────────────────────────────────────────────────── 俺のベッドの上で、普通の魔法使い――霧雨魔理沙が陣取っているのは そう珍しい事じゃない。 つーか、いつもの事だ。 「なぁなぁ、この枕もらってっていいか?」 目の前の少女は年相応の笑顔で、枕を抱きかかえていた。 初めて彼女と出会い、色々あって今は恋人同士…らしい。 らしいというのも、いまいち俺に実感が無い為だが。 「…枕なんて何に使うんだ?お前のって確かあっただろう?」 「あぁ、でもこれにはお前の匂いがするからな」 「…ほとんど居候同然のくせに、これ以上物をもらっていってどうする?」 彼女の枕もあるし、第一この家は霧雨邸の近くの納屋を俺が改装したものだ。 彼女からちゃんと許可ももらって、既に俺のものになっている。 「…貰っちゃダメか?」 上目遣いに訊ねられたら…俺も流石に断るのは難しいぞ。 …きっと分かってやってるに違いない。悪魔っ娘め。 「いいよ。…まったく、好きにすればいいって」 「あぁ、ありがとう」 あぁ…やっぱりこういう笑顔に俺って弱いんだな。 と改めて実感させられる。 恋か愛か知らないけど、まぁきっと恋だと信じよう。 「眠い」 魔理沙がそういう事を言ったのも、俺が片付けを始めてからだ。 いつも遅くまで起きて、何かしらやっている為だろう。 昼寝とか、彼女には必要なのかもしれない。 「…寝ればいいだろ。ベッドの上に居るんだから」 とりあえず、片付けは一時中断。 「あぁ、軽く寝るから…」 「待て、何故俺に擦り寄る」 いつの間にか、俺は魔理沙の近くに寄らされて、彼女が擦り寄っていた。 まるで猫だな。 と思う反面、こんな姿を誰かに見られたら…それこそ、ヤバイなぁ。 などと、下らない考えをしていた。 「よし、寝ようぜ」 「…今ここで寝るのか?」 幸いにも眠気はあるが、今から寝ると夜に寝られない恐れがある。 「日が出ている内に寝てもバチは当たらないぜ」 「…それは良いんだけどな」 悪魔的猫っ娘、魔理沙は俺から離れる気は毛頭ないらしい。 「ちょっとくらい離れないか?」 「いやだぜ」 こう言いだした魔理沙は聞く気はないだろう。 まぁ、俺もそれなりに嬉しいといえば嬉しいんだけど… 甘い匂いや、柔らかい感触に耐える拷問で、果たしてどれだけ俺の理性を持たせてくれるか という疑問が有ったり無かったりするのですが、如何なものでしょうか? おーばーひーと かくん。 俺の視界は完全に閉じた。安心して眠ったというよりは、気絶して眠ったとか ブレーカーが落ちたとかそう言う感じの方があってるかもしれない。 起きてみると、あたりは夕暮れになっていた。 うん、やばい。 片付けは済まなかったけど、それよりも晩御飯の支度をしていなかったという事が 最大の落ち度である。 今から準備して間に合うかどうか疑問だが、まぁ、何とかなると信じてみよう。 ふと、視線を感じた。 …魔理沙が起きている訳でもないし、鳥とか自然物が見るような視線ではない。 では? と己に問い掛けて、該当しそうな人物が数人いた。 …とりあえず、消去法を図り残った奴を考えて―― 「アリス=マーガトロイド!貴様、見ているなッ!」 と窓に視線と指を向けると、そこには確かに、金髪の少女が居た。 「!」 急に魔理沙が起きだし、八卦炉に光が点る。 まずい。 あれはまずい! 魔理沙は俺の家を破壊してもアリスの口を封じる気だッ! 「恋符――『マスター…』」 「ストップ魔理沙!」 何とか前に立ちはだかり、彼女を逃がすチャンスを与えた。 その隙にちゃんとアリスは逃げてくれたようだが。 「はぁ、何で邪魔したんだ?」 拗ねた子供のように、彼女は呟く。 その様子がおかしくて、思わず軽く笑ってしまう。 「む、何が――」 「…魔理沙って可愛いな」 「――っ」 素直に言ってみると、彼女は顔を紅くして、俯いてしまった。 「ほらほら、許してやれ。友達だろ?」 「…~、お前の頼みだからアレは不問にするけど、それでも 次は許さないつもりだからな」 今この場に居ない少女に向かって、魔理沙は怒る。 あとで、それとなく伝えてやろう。 「さて、晩飯にしよう。何がいい?」 「その前に」 何かあるのか、彼女は俺の前に立った。 俺と彼女の身長差はそれほど無い。 頭一つ分といったところか、それ以上か。 ともかく彼女が前に来ると首を下に向けるしかない。 ――唇と唇が触れた。 「…恋の魔砲を撃とうとしたからな。魔力補給だぜ」 撃っても無いのに、彼女はしゃあしゃあと言う。 やっぱり、彼女に惚れてしまったのには間違いないようだ。 改めてそう思う。 願わくば、この日々が続きますように―― 後書き ===チラシ寿司の裏=== チラシ寿司食いたいです。こーりん堂を読み直して再びそう思いました。 ===チラシ寿司の裏ここまで=== シリアス?なにそれ、おいしいの? と言うくらい、シリアス度があまり無いですけど。 て言うか、デバガメっていうネタも書いたことが無く。 要修行ですね。 リクエストに答えたのか?これは… まぁひとまず、申し訳ありませんが、これで許してください。 土下座してゴメンなさい orz オマケなギリギリネタ 「…それで、とりあえず魔法を開発中なんだ」 「いい予感はしないが、とりあえず聞こう、どんな魔法だ?」 あの後の話だ。 アリスをどうとっちめるか彼女のアイディアをずっと聞いていた。 「その魔法を放つと、何が起きるか分からない」 ……パルプンテ そんな言葉が俺の頭を過ぎった。 「んじゃ、実験台になってくれ」 あぁ、そんなオチだろうと思っていた。 仕方あるまい、こうなった彼女は聞きはしない。まぁ彼女の魔法に興味があるって 言うのも有ったけど。 「…ー…~」 魔力の収束を感じる。 それほど、高い魔力ではないが、人を傷つけるよりも、むしろ 人を治す方が、光としては近いのかもしれない。 「ハァっ!」 魔法陣が開かれて、俺達の身体を飲み込んでいく。 あまりの眩しさに、目を閉じた。 ようやく、目のチカチカが取れると、彼女は下着姿だった。 …よく見ると、俺もだったが。 某魔界村の騎士のように、見事下着一丁だ。 「…魔理沙」 「………」 彼女は帽子を深く被り顔を見られないようにしている。 「魔理沙、服先に着とけ」 俺は彼女に一応親切として言ってやった。 八卦炉をぶつけられたが。 オチリ 2スレ目 23 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「はい、お茶。熱いわよ」 「おう、さんきゅ」 「魔理沙が改まって頼みごとだなんて、ずいぶん珍しいじゃない? 明日は雨かしらね」 「降らないって。意外と普通だと思うぜ?っと、熱ちちち」 「あんたの普通は普通じゃないのよ。やっぱり雨だわ。 で、どうしたの?」 「いやあ、実は…最近ちょっと…アレがなくてさ」 「あら、普通じゃなくて不通なのね。そりゃ普通じゃないはずだわ」 「フツーフツーじゃないってわけわからないぜ」 「不通じゃなけれは不順ね。…家に篭って変な研究ばかりしてるから体調崩すのよ。 永遠亭印のピンクの小粒があるから今出して…」 「あーあー違うんだ。体調はたぶんフツーなんだ。 もっと…その…なんだ、別の理由で…な?」 「な?って言われても。 ……あ、まさか彼の…?」 「ああ、そのまさかだぜ。まーなんだ、いわゆる恋の魔法ってやつか?」 「…あんたの魔法は壊すだけが能だと思ってたけど。へー、あんたたちがねえ…」 「へへ、ついに人体の錬成に成功だぜ。おそれいったか」 「…はいはい、おそれいったわよ。不順でもなくて不純だったのね。長いこと家に篭ってると思ったら、何してたんだか…」 「いやいや、私は純情だぜ。あと、家の中だけじゃなくて外でも…って、もう!こんなこと言わせるなよー、恥ずかしいぜー」 「…否定する場所をことごとく間違っているのは恥ずかしくないのかしら。あと、嬉しそうに語るな変態カップル」 「いや、たぶん結構それなりに普通のカップルだぜ?」 「だからあんたの『多分結構それなりに普通』は、って…はあ、もういいわ。 で、話はそれだけ?私は医者でも産婆でもないんだけど」 「巫女だろ?巫女なら姓名判断くらいはできるだろ? 頼まないが」 「巫女よ。巫女だからできるわよ。しないけど」 「まあ頼みたいのはそんな事じゃないんだ」 「…前置き長いわよ、らしくない。」 「・・・ああ、らしくなくもなるぜ。まだあいつにも言ってないしな」 「あらそうなの。さっさと言えばいいじゃない。止めないわよ」 「ああ、それで、だ。霊夢…あいつのとこまで…その…一緒に、来てくれないか?」 「それが本題?…んー、まあ気持ちはわからないでもないけど。一応理由を聞いておこうかしら」 「おいおい…ずいぶん意地悪だな」 「こんな弱気な魔理沙が見られる機会なんて、滅多にないもの。見返りとしては安いもんじゃない?」 「おいおい……ずいぶん意地悪だな」 「いいから話す。普段のあんたなら、真っ先に彼の家を壊す勢いで報せに行くはずよ?今ならドアしか壊せない勢いよ」 「壊さないって。…いやな、パチュリーから『借りた』本に、デキちゃった恋人を捨てて他の女に走る男の話がたくさん載ってて……」 「…あの図書館はジャンルを選ばないのか?それとも、ある意味呪いの本なのかしら」 「それでな……あ、いや、あいつはそんな奴じゃないって分かってるんだぜ? 分かってるんだけど…頭から離れなくて…不安で…あいつの反応が怖くて…その…うう…」 「…はいはいそこまで。マタニティブルーをごちそうさま。それ以上は胃にもたれるわ」 「…とまあ、そんなわけで頼むよ!たしかにお前からしたら馬鹿馬鹿しいかもしれないが、本気で悩んでるんだ!この通り!」 「だが断る」 「おいおい、ずいぶん意地悪だな!」 「そうでもないわよ。理由は簡単。行く必要がないから。 ―――ねえ、全部聴こえてたんでしょ?」 「…ま、こういう事よ」 「…○○!?な、なんでここにいるんだ?」 「あんたの先客。ちょっと野暮用を頼まれてね」 「あ、ああ…でもなんで、ずっと隣に隠れてたんだ?おかしいぜ」 「そりゃあ、あんたに見られちゃ困るからよ。 …っと、この言い方は誤解されるわね」 「まさか…お前達!」 「ほら誤解した」 「どういう事か説明しろよ霊夢!○○! なんで隠れてた! 私に知られちゃ困るような事してたのか? 私は邪魔だったのか? 邪魔って事はお前達やっぱり……!?」 「ちょっと落ち着く。それ以上は怒るわよ」 「だって……だって…ひっく…!だってぇ…!」 「あらら…まあ、元はといえば、隠れた私たちが悪いんだし…。 ○○さん、もう今ここでいいんじゃないかしら?渡しても」 「ぐすっ…うう……ん?○○、これは?」 「あんたが来る前に、頼まれて一緒に香霖堂に行ってたのよ」 「…これ……指輪?」 「あんたへのプレゼントを選ぶ為に、ね」 「○○!これってもしかして…!」 「ま、順番は狂っちゃったみたいだけど」 ―――――魔理沙、結婚しよう。 「ぐすっ…○○…ほんとに?……ぅわあああああん!うん、する!結婚する!しまくる!! もう嫌がっても離さない!逃げても追い掛けるから!」 「…今泣いたカラスがなんとやら。めでたしめでたし、かしら」 「○○、大好きーーー!んん~~~~っ!…ぷはぁっ! もういっちょ!んん~~~~~!」 「…はあ、今日はやけにお茶がぬるいわね」 @@@@@@@@@@@おっさん後書中@@@@@@@@@@@ 軽口を叩くことの難しさよ・・・(´・ω・`) 通勤中に携帯で作る、という暴挙をやらかしました。 でも私は謝らない。 読んでくれた方ありがとう。 少しでも楽しんでくれる部分があれば幸いです 俺=読者な感じを書きたかったんですが・・・ それ以前に少女二人が別人だorz @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 2スレ目 111 ─────────────────────────────────────────────────────────── 真っ白に染まる視界。 視界の端の方にあった木々が、片端からなぎ倒されていく。 ―――予想はしてたけど、まさか。 ……間違いない。被害からしても、感じる魔力の圧力からしても、 このスペルカードは1つしかない。 恋心「ダブルスパーク」 ただでさえ凶悪なマスタースパークが同時に2発。 ……ってか照れ隠しにスペカ!? 避ける……ダメだ、俺じゃ音速遅すぎる。そもそもロクに飛べない。 防ぐ……霊夢さんみたいな結界なんて作れないから却下。 「だったら……っ!」 懐から取り出す一枚の紙切れ。 魔力を練って、指に込め、呪文を描く。 幻想郷に迷い込んで、発現した俺の能力。 『想いを紡ぐ程度の能力』 紡ぐ想いを呪文に変え、たった1度きりのスペルカードを描く。 魔理沙さんに拾われてからというもの、騒動に巻き込まれない日はなかった。 妖しげな薬の実験台にされたり、 無理矢理吸血鬼の館(紅魔館…っていったっけ)に引きずられていったり、 何故か夜道で、大量の人形を操る魔法使いに襲撃されたり。 それでも、多くの人と知り合えたのは魔理沙さんのおかげだったから。 魔力を扱えるようになったのも、ずっと楽しかったのも、全部。 ……だから、 「これが俺の――― 好きになったんだと思う ―――恋心っ!!」 スレタイみたいにいちゃついてないむしろ弾幕りあうみたいな。 むしろ気持ちと気持ちのぶつけ愛みたいな。弾幕コミュニケーション? お目汚しをば致しました。 雑魚からスペカ持ちくらいまで精進したらまた書きます。 2スレ目 230 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「魔理沙好きだ、結婚してくれ」 僕は霖之助さんから聞いていた魔理沙対策の言葉も忘れて、彼女に思ったままの感情を素直にぶつけた。 「おー、別にいいぜそれぐらい…って、えぇっ!?お、お前自分が何言ってんのかわかってんのか!」 慌てふためく魔理沙。顔を耳まで真っ赤にしながら、そのブロンドのお下げや帽子を弄る挙措動作が愛らしい。 「うん、自分の気持ちがちゃんと理解できていないと、こんなこととてもじゃないけど言えないよ」 「あ…ぅー…」 急に目を逸らして黙ってしまったが、彼女が絶対にYESと言うのを僕は何処か心の中で確信していた… 2スレ目 763 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「頼む。いや、頼まないな。消えろ」 比喩でもなんでもなく、俺の土手っ腹に風穴が開いた。 確認する前に頭の上半分も消し飛んでしまう。 残念だ、これでもう彼女を見ることはかなわない。 痛みはない。いや、もともと痛みというものを俺は知らない。 ただ、これで自分が土塊に還るのだという事はわかった。これがヒトで言う『死』というものなのだろう。 「ただの土人形が、ずいぶんと勝手な事してくれたもんだな」 かろうじて繋がっている右耳が声を捉える。彼女の声には怒りが満ちている。 いけないマリサ、君は笑っていなくては。俺は主に笑っていてもらうための存在だ。 主を愛し、主を楽しませ、主の為に散る。それが俺の存在意義。 ただコワサレルのでは意味がないのだ。 「待ってくれ、マリサ。俺はまだ」 「まだ喋る口が残ってたか」 口を掴まれる感覚。ぐにょり、と音がして、そのまま下顎が溶けてしまった。 もう彼女を笑わせるジョークも口にできない。主人への愛を語り、その心を癒すこともできない。 俺はどうすればいい。どうすれば彼女は笑ってくれる。 残ったわずかな体と手足で、ダンスでも踊って見せようか。 「もういい動くな。動くと余計に撃ちたくなる」 手足が爆ぜた。吹き飛んだ部分が空中で粘土に戻ったのか、 地面に落ちるべちゃり、ということだけがあたりに響く。 これでもうお手上げだ。俺はもはや芋虫の様に蠢くだけ。こんな動きを喜ぶレディはさすがに居ないだろう。 と、 「く、くくく………はははは、はぁーーーーーーーっはっはっはっ!!」 聞こえる。マリサが笑ってくれた。俺の動きがそんなによかったのか。 道化としてでもいい。マリサ、君を愛してるんだ。君が笑っていてくれるなら。もっと奇妙に動いて見せ 「…………愉快だなこの野郎!」 大きな力に飲み込まれて、俺は消えた。 ・ ・ ・ ・ ・ 「ちょっと魔理沙!何ひとの家でマスタースパーク撃ってくれてんのよ!」 「……はー、はー、はー………」 「また屋根吹っ飛ばして!ちゃんと直しなさい……って、アレはどうしたの?まさか一緒に……!」 「なあアリス……あれ、失敗だったわ」 「……どういうこと?大成功だったじゃない、『赤鼻のコピー人形』。見分けつかなかったわよ? あんたもさっきまで『おちゃめなふたごだぜー』とか言ってたじゃないの」 「………ソフトの問題だ。中身が違いすぎるんだよ」 「そうだったかしら?むしろ魔理沙よりいい子だった気も」「アリスは全然わかってない!」 「ええっ!?……そりゃ、あなたの事もっと知りたいとか思ってるけど…いやそうじゃなくて、 何がダメだったのよ?私も協力して作ったんだから、聞く権利はあるはずよ」 「仕方ないな、特別に教えてやろう。いいか… 霧雨魔理沙は絶対に『俺』なんて言わないんだ!言っちゃダメなんだよ!」 「そ…そんな理由で……ひとんち壊すなーーーーーーーーーーーーーっ!!」 魔法の森は今日も平和だったとさ。 @@@@@@@@@@@@あとがき@@@@@@@@@@@@@@@@@ タブーといわれた『俺魔理沙』をネタにしてみたくてやっちまいました。 ごめんなさい石投げないでイタイイタイイタイ………けど気持ちいい… @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 126 ─────────────────────────────────────────────────────────── 魔砲使いの朝は早い。 雪が降るまでのわずかな秋の季節、食欲を満たしつつ学問(研究だ研究)をするなんて 彼女ぐらいではないだろうか? 「おーい、手伝え○○~」 まぁ、例によって、早朝から手伝えと叩き起こしに来るわけだが。 「んぁ…早いよ魔理沙……勘弁して~」 「いいじゃないか、お前の飯うまいしさ」 実は迷い込んだときに妖怪に襲われていたところを通りがかった魔理沙に助けてもらったのだ。 お礼に出来る事もなかったのでささやかな特技である料理を振舞い、 ついでに部屋があまりにも散らかっていたので大掃除を強行したのだ。 それ以来、部屋の片付け兼、メシスタントとして良く俺を引っ張り出してくる。 具体的には食事とか掃除とか掃除とか。あと掃除。 とはいえ、魔理沙の魔砲理論を傍で聞いてるうちに 自分でも何か学んでみたくなってきたので悪いことではない…かな。 で、今日も今日とて魔理沙の家でメイドガイやっているのでありました。 まずは朝食、続いて掃除というのがいつものパターン。 「いただくぜ」 「はい、たーんとおあがり」 両手を合わせてからご飯をかきこむ魔理沙。とそれを見守りつつ、同じく食べる俺。 「やっぱりお前の作る味噌汁はうまいな」 「どういたしまして。芸は身を助けるってことかな」 心底うまそうに食べてるのを見るのはこちらとしてもうれしい。 ものの十数分で用意した食事が空になる。 いつものとおり、それを片付け、 「それじゃ、整理よろしくな」 と心底幸せそうな表情で研究用の部屋へ入っていった魔理沙を見送る。 …魔理沙の家は一見ガラクタでも中身は9割ガラクタを集める持ち主の性格をえらく反映して、 ガラクタ部屋が非常に多い。生活に支障が出るくらいになるとこーりんに引き取ってもらっているらしいが 俺からすればどう見てもガラクタだが、捨てるわけにも行かないのでせめて整理しながらほこりを取るのである。 「しかし、なんで魔理沙は研究中なのに掃除させるんだろう…」 魔理沙の家に遊びに来る人はそれなりにいる。 霊夢に咲夜、アリスと、時々パチュリーも……。 まぁ、研究中に掃除をしているとわかると皆が驚いたのだが。 なんでも研究中は静かにしていたいがためにこの森の中に家を作ったのだとか。 しかし、それならなおのこと最初にあげた疑問が残るのです。 本人に聞かなければわからない疑問を延々と考えつつ掃除をしていると 「お~い○○、昼食はまだか?」 普段はおきないイレギュラーな事態が起きていた。 いつもはこっちから呼ぶまで決して出てこないはずなのに、 なぜか今日に限って昼食の催促にきている。よりにもよって部屋が 凄いことになっているこの日、この時に。 「あ~、まだ整理中なんだ、もう半刻ほど待って」 入り口まで戻りながら静止しようとする。 ―てか、今は来られると非常にまずい。なぜかというと 「お、こっちの部屋か?……なんだ、もうあらかた片付いてるじゃないか」 「あ。ちょっと、入っちゃだめだって」 ひょっこりと部屋の入り口に顔を出し、制止も聞かず一歩踏み出す魔理沙。 しかし、その踏み出した足が何もないはずの床をすべり…… 「うわっ!!」 前のめりになる魔理沙を慌てて支えようとした俺もそれにならって倒れる。 ……目の前をブレイジングスター流星群が駆け抜けた。 ―魔導具の影響だろうか、摩擦係数がこんがらがっていて、床が入り口方向にばかり滑りやすくなっているのだ。 「…痛い」 「私のせい……か?」 「…え?」 目前で聞こえる魔理沙の声…… 目前だって? 流星群がようやく収まると、自分が今どんな状態だか徐々に認識してきた。 まず、自分は仰向けになっている。コレはいい。倒れたんだし。 そして、すぐそばで甘い、いい香りがする。…いつもどこかで嗅いでいるような……? さらに、自分の上になにか乗っかっている。……お? 目を開けると、一見して、黒と白と金。 これは、ようするに…… 「魔理沙……」 「な、なに?」 「…普通逆なんじゃないかな? それと、魔理沙のことは好きだけど、やっぱり順序だてて、ね?」 「そ、それを言うな……」 形としては、魔理沙に押し倒されていたのである。 その後、事態を本格的に認識した魔理沙が真っ赤になってファイナルマスタースパークを乱射しかけたが 何とか阻止、そして興奮する魔理沙をなだめるのに2刻、遅くなった食事を作るのにさらに1刻かかった。 「なぁ、○○」 そして今は夕食時。 いつもとは少し違う雰囲気の中、黙々と食べていた魔理沙が、 ふと箸を止め、言いにくそうにつぶやいた。 「ん、なに?」 「昼のさ……あの時、『好きだけど』って、言ったよな?」 「うん、確かに言ったよ。だからこそ毎日味噌汁を作ってるんじゃないか」 そう。 紆余曲折あって今の関係になったとはいえ、一目惚れしたことには何の間違いもあるまい。 そして、ずっと味噌汁を作っているうちに、愛しいという想いが大きくなっている自分を再認識する。 「…できれば」 「うん?」 「できれば…これからも、毎朝……味噌汁、作ってくれ」 耳まで赤くなりながらぽつぽつとつぶやく魔理沙。 「……もちろん。いつまでも、ね」 ここは、笑顔で返してやらねば男じゃないな。 あとは、森が奏でる波の音だけが いつまでも、いつまでも―――― 149
https://w.atwiki.jp/osusumesyousetu/pages/35.html
小説関係グループ 小説などの投稿、感想等、小説関係のグループ 小説フォーラム交流所 超 小説作成グループ MHP2ndG小説グループ!! †Create Novel† みんなで小説を書こう(⌒∇⌒)ノ ゲームおもしろ★変更小説★書き隊 一部なので、ここに載っていないという小説関係のグループは小説の感想スレッドまで
https://w.atwiki.jp/syouhajime/pages/13.html
ミステリー小説 人物相関図 長編小説 短編小説